はじめに
こんにちは、キャリーバッグで徒歩キャンプする大学生、キャリーキャンパー「もりふうみ」です。
とお伝えしてきました「石垣島キャンプ」(徒歩とはあまり呼べないかも)ですが、最終回となる今回は…「あんなことになるとはつゆ知らず、のんびりと過ごす私たちでした…」で終わった前回から続くその夜の惨事!
ゴーッッッ!! 海から吹きつける強風が私たちを襲った2日目の夜から始まります。1日目の夜は木々のざわめきや走り回るカニなどに、怖い思いをさせられてきましたが、今夜の恐怖はその比じゃない!!
枝が折れる音もカニが走る音も聞こえないほどの風のうねりがテントをバタバタとなびかせ、荒れ狂う海からの轟音を運んできます。「ワンポールテントだし折れちゃうんじゃないか」という不安からまんじりともせず、ただ時が過ぎ去るのを待ちます
明け方、やっと風が凪いできたので少しウトウトし始めると、今度は別の物音が!!
ボツ、ボツ、ボツ、ボツ!!
この音は……そう、雨!! 6月の石垣島は梅雨の真っ只中。 ザーッ!! すぐに豪雨となってPANDAテントを叩きつけます。風ならまだしも、豪雨となっては「撤収っ!!」しかありません。ずぶ濡れになりながら、1時間ほどかけてキャンプ道具を片付けました。
と、同時に弱まってくる雨。
今日も1日海遊びをする予定でしたが、急遽「なるべく濡れない観光」に変更。「雨でも海でも、どっちも濡れるだろう」というご指摘はご遠慮ください。悲しくなるので。
米原キャンプ場からすぐの観光スポット
キャンプ場を出て右手に少し走ると売店があります。雨のムシムシとイライラを打破すべくアイスキャンディーを購入!
ドラゴンフルーツ、黒糖、石垣塩、マンゴー、パイナップルと、種類豊富なアイスキャンディーの中から、「べしちゃん」はシークヮーサー。私はゴーヤをチョイス。
ゴーヤアイスキャンディーは、バニラ風味でとてもおいしく……苦っ!! ゴーヤ埋まってる!周り美味しくて、そこだけ苦い!すごい苦い!!!!!
次はそのまま、大小さまざま、色とりどりなシーサーがお出迎えしてくれる「米子焼工房」へ。
これまで見かけてきたシーサーとはどこか違う、表情豊かなシーサーたち。とってもキュートです!!
石垣最大級の濡れないスポット
そして石垣で一番雨に濡れず楽しめるスポット。それは「石垣島鍾乳洞」です! 降っても、晴れても、暑くても!! 中は天然のクーラーでひんやり。入り口では国内最大級の蝶、オオゴマダラのお出迎えです。
中に入ると水琴窟やトトロ岩など、見どころ満載。「子どもの頃石垣島に来たことあるけど何も憶えてない」と言っていたべしちゃんの記憶が、ここで蘇ったぐらいですから、雨の日はもちろん晴れの日も存分に楽しめますよ!
施設内にはお土産屋さんも食堂もあるので、すべて濡れずに済ませられます!(写真は「ふーちゃんぷる」を食べようか悩む、「もりふーちゃん」)
結局、八重山そばにしました。
おしゃれすぎるフルーツショップ
おそばを食べてあと、甘いものが欲しくなった私たちは「光楽園」というフルーツジュース屋さんへ向かいます。畑の中にポツンとあるのに、すごーくイマっぽいお店です。
自家栽培グァバフラッペとパッションフルーツフラッペをいただきました。暑さでみるみる溶けていきますが、溶けた氷もソースと混ざって、スムージーみたいにおいしい!
見渡す限りなーーーーんにもないお店の裏庭! 開放的すぎて不安になるくらい! 晴れている時にも見てみたい!
文化的なこともしてみよう
石垣島旅行(もはや徒歩でもなくキャンプでもなくただの観光)の最後に選んだのは三線教室。カエルと戯れた初日や、強風に怯えた2日目のキャンプとはうってかわって、ものすごく文化的で文明的です。何より久々の「おうちの中」。安心する〜くつろげる〜!
慣れない「工工四(くんくんし)」という楽譜。押さえにくい弦。最初のうちは絶対無理だと思っていましたが、90分ほどで何とか「涙そうそう」が弾けるようになりました! 集中しすぎてあっという間だった〜!
おわりに
最終章はだいぶキャンプから離れてしまいましたが、せっかく遠くまでキャンプに行くのなら、観光だって外せない大事なポイント。キャンプで滞在費を抑えれば、観光やご飯に費用を全振りできるし、いろいろなことが経験できます!
…と言いつつ、やっぱりお金のない学生キャンパー。今回とーっても楽しかったので、またどこかの島を目指したいところですが、来年まではまた電車キャンプを続けながらお金を貯めるつもりです。