きっかけ
自作ギアをメインとしたファミリーキャンプを重ねるに連れて持ち物が多くなってきた。車への積み込みも大変になってくる。2泊以上のキャンプなら「設営と撤収も含めて楽しむ」でいいのだが、一泊だと費やす時間比率が多くなり、何をしに行っているかわからなくなる。
「キャンプをもっと楽しむには荷物を減らし設営撤収にかかる時間を短くしないとな。」
そして思いついた・・・。
軽バン改造①自作スライドベッド
ちょっと思考を変えてみるとキャンプ地までの移動手段である軽バンもキャンプギアの一部だ。寝られるように収納型スライドベッドを製作してみた。
移動の時は後部座席もちゃんと使えて荷物も積載できる。目的地についたらスライドしてベッドを拡張するシステムを考えた。しかもベッド下は収納になる。
軽バン改造②メイン材料は「下地材の板」
イレクターパイプなどでしっかりと組むと重くなるし、要らない時に降ろしにくい。僕は軽量になる様に木で考えた。
出来るだけ安くするためにホームセンターなどで売っている厚み12mm野地板を使用した。1枚100円程度。しかし表面はささくれも多いので表面のヤスリがけは必要。
野地板を互い違いにスノコ状のパーツを2セット作る。引き出した時の隙間は野地板の幅の120mm。大雑把でスカスカ感もあり見た感じは不安感があるかもしれないが下地の横桟があるし上から9mmの合板を敷くので面剛性がでる。
上に敷く合板もそのままでもよかったがまた上にテントマットを敷くのも荷物が増えるのでジョイントマットを接着。その上から布を巻き込んでステイプルで固定。軽量なマットが出来た。
出来上がったベッドは3人のっても強度的に全然問題無し!しかし軽バン、家族3人と一匹で寝るのはちょっと狭い…いや狭すぎる。
じゃあどうするか?ひとりだけ外で寝るか…
軽バン改造③お金をかけないルーフテント
市販されている軽バン用に取り付けれるルーフテントは凄く便利だし、見た目もカッコ良い憧れはある。でも色々と調べてみると大体20万ぐらいはかかりそうだし、重量も結構あるので軽自動車にはキツそうだ。
そして不要な時の取り外しも大変そう。
…ん?まてよ。荷物を積む為のルーフキャリアはすでに付いている。
「あっ、この上にテントを張っちゃえばいいやん。」
とりあえず、家にあったベッド用スノコを敷き、その上にポップアップ蚊帳テントを張ってみた。
おっ!いい感じ、なんか子供の頃に初めて二階建てベッドの2階で寝たようなワクワク感がよみがえる。
妻と娘は車中泊、僕は車上泊(笑)
欠点は上でも車中でも寝返りをうつとかなり揺れ、地震?と思い何度も目が覚める事。(寝る時にリアを2箇所ジャッキで固定すると揺れないらしい)
そしてテントをたたんでテーブルと椅子を軽バンのルーフの上にあげれば眺めのいいリビングの出来上がり。朝は屋根の上で食事も楽しめる。
人気のある混雑したキャンプ場ではせっかく、くつろいでいるのにお隣さんと目線が合うこともよくある。
Living on the roofならそんな問題も解決!ふもとっぱらで富士山を屋根の上から見てみたいな〜
軽バン改造④ルーフの高さ問題
ハイルーフの軽バンは高さが2m弱ある為、ルーフの上によじ登るのが大変。市販されているラダーを装着しかったがいかにも仕事の車っぽくなるので嫌だと妻に却下された。
ならば常設ではないならいいやんね!?と確認後、いつものDIYで作る事にした。
長さ2mもある子供の時寝ていた2段ベッドのハシゴが完成〜(荷物を減らすがテーマなのに荷物増えてるやん!)
こんな感じで新たなスタイル「軽バンライフ」を満喫!キャンプライフに新たなバージョンが追加された。