【初心者でも簡単!】オイルランタンのメンテナンス方法を解説

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はじめに

夜になるにつれ暗くなったサイトをゆらめく炎で魅力的に灯すオイルランタン(ハリケーンランタン)。昼でもそこにあるだけで雰囲気がでる大人気のキャンプギアですよね!

私もキャンプに行く時は必ず持って行く大好きなキャンプギアです。もともと焚き火の炎を眺める事が好きで毎回キャンプに行くたびに焚き火をしていましたが、オイルランタンだともっと気軽に炎の灯りを楽しめるんじゃないかと思ったのがきっかけで購入しました。

オイルランタンは燃料を入れる他に、定期的にメンテナンスが必要になってきます。購入したものの「実際になにするんだ?」「芯の交換ってどうやってやるんだろう?」など購入してからメンテナンス方法を調べる方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も購入してメンテナンスが必要になった時に慌てて調べました。

実際にメンテナンスをしてみると、シンプルな作業でとっても簡単なんですよね。

メンテナンス方法が曖昧な方や「気になるけどハードルが高そう・・・」とオイルランタンに対して抵抗を感じている方にも是非知っていただきたいので、オイルランタンのメンテナンスについてお話しさせていただきます。

オイルランタンについて

まずはオイルランタンの各部の名称と役割のおさらいから。私が愛用しているフュアーハンドランタン276で説明させていただきます。

画像の番号ごとに、

  1. トップリング…ホヤの固定をはずすリング
  2. インナーチムニー…ランタン上部を保護して内部の熱を逃す所
  3. チャンバー…空気が循環するパイプ
  4. ホヤガラス…風や衝撃から保護するガラス
  5. バーナー…芯のついた燃焼部の土台
  6. 火力調整ハンドル…芯が上下に動き火力調整・消火できるハンドル
  7. シリンダー…ホヤを上下に動かす点火レバー
  8. 注油口キャップ…燃料タンクのキャップ
  9. 燃料タンク…燃料が入るタンク

画像では分かりにくいですが、持ち運び時に使う取っ手のキャリングハンドルもあります。
こちらの名称はフュアーハンドランタンで呼ばれる名称ですので、他のランタンのメーカーによって呼び方が多少変わってきます。

オイルランタンは下部に燃料タンクがつながったチャンバーと、ガラスのホヤ、内部の熱を逃す役割のインナーチムニーの大きく分けて3つの部位で構成されています。チャンバーの中は空洞になっていて空気を循環させる仕組みとなり、安定した明るさを持続する事ができますね。

メンテナンスについて

メンテナンスは《芯の交換》《ホヤの清掃》主にこの2つです。
芯の交換は、使用中に炎が消えてしまったり、燃焼時間が短くなってきた時が交換するタイミングです。実際に使用していてこれからって時に消えてしまった時の絶望感はとてつもないので、行く前の芯の長さの確認する事と予備の芯を一緒に持っていく事をオススメします。

ホヤの清掃は、使っているうちに煤がついてきますので定期的にホヤの内側を拭いてあげます
シンプルな作業であっという間にできてしまうので、実際にやってみます!

芯の交換

まずは使用した芯の幅を確認します。
こちらのランタンの芯は1.3㎝。4分芯といわれるサイズになります。(ランタンによって芯の幅が変わるので要確認です!)

芯はアウトドアショップでもネット通販でも売っているので手軽に購入できます。最近ではホームセンターのアウトドアコーナーでも売っているので、より身近に感じられるようになりましたね!

初めからカットされている物ロールになっている物があります。私はAmazonでロールタイプを購入しました。

新しく変える芯は長さ15〜25㎝の物を用意します。それでは交換していきましょう!

インナーチムニーを持ち上げて、ホヤを倒します。ホヤは倒れる方向が決まっています。ホヤのロゴマーク側と反対の方向に倒れます。

次に、バーナーを注油口キャップ側へ時計回りに回して取り出します。

火力調整ハンドルを時計回りに回して古い芯をはずし、新しい芯を装着します。バーナーの下部から新しい芯を入れてハンドルを時計回りに回すと、上部から芯が出てきます。

ここで大事なポイントですが、交換しただけでは芯の先端の角がたっているので、先端の角の部分を三角形をイメージして斜めに角を切りおとします。この作業で先端を台形にすることによって、より形の良い綺麗な炎ができます。両端を大きく切って尖った三角形の形にすると、細く尖った炎になり先端が焦げてしまいます。

またカットしないと潰れたような形の残念な炎になってしまいます。オイルランタンの炎の形が決まるポイントなので、購入時や交換時には是非カットする事をおすすめします!

新しい芯をバーナーにセットしたら元に戻します。先程とは反対に、反時計回りに回しながら燃料タンクにセットしたら芯の交換作業は完了です! 

次回使用するまでに、オイルを燃料タンクに入れて1〜2時間芯に染み込ませておきます。芯にオイルが十分に浸透していない状態で点火すると、芯が燃え尽きてしまうので注意です。

私も初めて交換する際、燃料の浸透不足で点火してしまいせっかく変えた芯が燃え尽きてしまいました。先端の芯の部分を指で触ってみてオイルが浸透していたらOKですので、しっかり浸透していることを確認してから使用しましょう!

ホヤの清掃

燃料がランタンオイルや灯油になりますが、が出てきます。煤で黒くなってきたら綺麗にしましょう!黒くなってしまうと明るさにも影響がでてくるので、芯の交換をするタイミングなどで定期的に拭いてあげることをおすすめします。

ホヤが倒れている状態でキッチンペーパーなどで優しく拭いてあげます。ホヤを外して拭くこともできますが、少しの汚れでしたら、私は外さずに拭いてしまいます。真っ黒になってしまった場合は、ホヤを外してスポンジ等で洗ってあげてください

おわりに

作業時間は15分程でできました!慣れてしまえばもっと早くできそうですね。

オイルランタンはメンテナンスがとてもシンプルで比較的簡単ということがお分かりいただけたかと思います。LEDランタンは電池の交換作業が、オイルランタンだとよりアナログの交換作業になった感じです。手入れをしっかり覚えれば、より一層ギアを知る事ができ、愛着をもって使用していけますね。

オイルランタンは一生使っていけるキャンプギアの1つとも言われているので、定期的にメンテナンスをしながら大切に使っていただければと思います。

また、オイルランタンに興味がある方やお持ちでない方も決してハードルが高いギアではないので、少しでも挑戦してみようかなと思っていただけたら幸いです。オイルランタンにしか出せない優しくて癒される炎の灯りの虜になること間違いなし!

おまけ

フュアーハンドランタンの注油口キャップですが、購入時は紙パッキンになっていてランタンを傾けると燃料が漏れてきてします。なので、使用時に燃料を使い切ってタンクを空っぽにしてから持ち運ぶことになりますよね。

そこで、紙パッキンからゴムパッキンに変えることをオススメします!

用意するのは、配管などに使用するユニオンパッキンです。配管などの隙間を埋めて漏れを防ぐものなので、オイルの注油口キャップのパッキンに向いています。

使用したのは、SANEIの補修ユニオンパッキン18番(直径28㎜、内径23㎜、厚さ2㎜)。これが気持ちいいほどのシンデレラフィットで、ランタンを傾けても漏れなくなりました!

取り替え方法ですが、紙パッキンはピンセット等で繰り出すように引っ張ると簡単に外すことができます。あとは、ユニオンパッキンをはめ込むだけです。

燃料が入っている状態でも漏れないで安心して持ち運びができますのでオススメですよ♪

この記事を書いた人

はなキャン

キャンプ大好き夫婦ののんびり日記です
#キャンプ好きな人と繋がりたい

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2021.07.15



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