はじめに
無事に各種パーツを磨き上げ、組み立てまで完了したコールマン200Aですが、点灯テストは室内では危険なので、次回のキャンプ時にと保留にしておりました。
室内にぶら下げておくだけでも、かなり雰囲気を明るくオシャレにしてくれていたのですが、やはり正常に点灯するのか知りたくて皆ソワソワ。ウズウズ。
その結果、これは「仕事だ」という結論にいたり、平日の昼間に堂々と点灯チェックを行ってきました。
Coleman 200A 陽の光を浴びて
早速、デイキャン道具を一式詰め込んで、キャンプ場に到着。
自然の中で太陽の光に照らされたColeman 200A The Red は、作業場と化していたミーティングルームや編集部内で見ていた200Aと同じモノとは思えないような美しさです。
Coleman 200A 点灯テスト
一通り眺めた後、いそいそと点灯テストの準備に取り掛かります。
点灯までの流れは頭のなかにしっかりと叩き込んでおきましたが、不測の事態に備えて両手は常にフリーの状態にしておきたく、今回は三脚固定の動画撮影を行いました。
マントル装着・給油・ポンピング・空焼き、、点火へ・・
・・・。動画の通り、一瞬マントルが点灯するのですが、その後バルブを開いても、ポンピングしても消えてしまいます。
何度かやってみましたが、結果は同じ・・。耳を澄ますとバーナーキャップから「シュー」という空気が出る音はしていますが、燃料は出てきていない気がします。
ジェネレーター交換
圧はキチンとかかっているようなので、現時点で出来ることと言えば、一見問題なさそうに見えたので、そのままにしていたジェネレーターを交換することくらい。
こういうこともあろうかと、購入しておいたジェネレーターを持ってきていたので、祈る気持ちで交換し再度チャレンジしてみました。
改めて点火
無事に点灯!
やはりジェネレーターが駄目になっていたようです。
その後1時間程度点灯してみましたが息継ぎのような症状もなく安定して光っていたので「問題なし」ということにしました。
無事にフィールドでも使用することが出来そうです。
ところで、この57年製コールマン200Aですが、ベンチレーターとタンクの赤味が大分異なる気がします。室内では気が付かなかったのですが、自然光の下では、其の違いが一目瞭然。
どちらかの部品交換や再塗装などされた個体だったのでしょうか?それともこういうモノなのか・・。
考えても仕方ないので、気にしないことにしました。何よりもキチンと点灯してくれたことが何よりも嬉しいので。
おわりに
いかがでしたか?今回3回に渡り、突如CAMPIC編集部にやってきた57年9月製 Coleman 200A イエローデカールのレストアの様子をお届けしました。
オールドランタンの中ではあまりにも有名な200Aですので、知識が豊富な方や、専門の方のブログ等に様々な情報が掲載されているかと思います。そこで当記事では、大まかな流れに加え、レストアを通して感じたオールドランタンの楽しみ方を中心にお届けしました。
「これだけ手間ひまをかけ、ようやく点灯した瞬間の達成感は確かに癖になるな」と身をもって沼の深さを十分に感じることが出来ました。
そして何よりも、大空の元、本来の仕事を全うしている200Aの輝きを見つめながら、やはりキャンプギアは屋外で使ってこそだと、改めて実感させられました。
to be Continued…
おや…