はじめに
はじめまして。愛犬と一緒に夫婦キャンプを楽しんでいるはなキャンです。これからの時期はキャンプのオフシーズンとも言われる冬ですが、虫がいない・星空が綺麗・予約が取りやすい・・・などなど冬キャンプも魅力がいっぱいです。愛犬がいるキャンパーさんは冬も一緒に過ごしたくなりますよね!
そこで気になるところが、愛犬の寒さ対策です。標高が高い場所や山奥にキャンプ場は多くあるので、氷点下の気温も覚悟しなければなりません。雪山だと氷点下2桁いく所も。自分達は我慢できる寒さでも、普段室内で過ごしているワンちゃんはなおさら、慣れない寒さの中を過ごすのは過酷な環境になります。
そこで、愛犬と冬キャンプを過ごすために、おすすめの防寒対策を我が家の愛犬リクと一緒にご紹介させていただきます。
リクも普段は温室育ちの室内犬ですが、2021年の夏の終わりからキャンプデビューし、氷点下キャンプも試行錯誤しながら一緒に乗り越えてきました。初めて愛犬と冬キャンプにチャレンジされる方はぜひチェックしてみてくださいね。
冬キャンプには電源サイトを
やはり心配なのは寒さです。普段過ごしている屋内や平地の環境とは違い、寒い山奥で過ごすことになるので、ワンちゃんの体調のことを考えるとできるだけ普段過ごす環境に近づけるために、暖房器具が必要になります。そのため愛犬と過ごす冬キャンプには電源が欠かせません。
本格的な冬の装備を全て揃えるのは大変ですが、電源があればホットカーペットや電気ストーブなど普段家で使用しているものが使えるので気軽に始めることができます。
もし電源サイトがないキャンプ場の場合は、薪ストーブやポータブル電源を持っていくことをおすすめします。
防寒着は多めに用意する
まずは、おすすめ防寒着をご紹介します。室内犬や小型犬など寒がりなワンちゃんには洋服を着せてあげましょう。人間と一緒で脱ぎ着して調整すればいいので、多めに持っていくことをおすすめします。遊ぶ時、寝る時、散歩する時などシーンに合わせて着替えるのも手です。
その①レイヤード(重ね着)
暖かい日差しがある昼間と冷え込む朝晩と1日の中でも寒暖差があるので、重ね着ができると気温に応じて対応できます。動きやすく脱ぎ着がしやすい洋服がおすすめです。
(例)
日中→トレーナー
朝晩→トレーナー+フリースベスト
その②マフラー
人間と一緒で首もとは寒くなるので、首元を温めれるマフラーやスヌードがあると安心です。準備ができる場合は犬用スヌードを、または人用のものをゴムで結んで代用するのもおすすめです。我が家は自作のマフラーを使用しました。
その③アウター
散歩時やテントの外にいる場合は犬用アウターがあると風や冷えから守ってくれます。我が家は冬時期の散歩で使用している中綿タイプのアウターを使用しています。
雪山や雪が積もった場所など、かなり寒い場所であればダブルフルドッグガードなど全身を覆う機能性ドッグウェアがおすすめです。
その④ドッグブーツ
朝晩の冷え込みで道端に霜が降りたり凍っている場合もあります。散歩の時にそのまま歩くと(特に小型犬)足裏の毛などが凍ってしまったり、肉球にダメージを受けてしまいます。ワンちゃん用の靴があれば、夏の散歩時にアスファルトの熱から守ったり、災害時にも怪我を防いだりと役立つので、1足あると便利です。
ただ履き慣れていないと嫌がりますので、徐々に慣らしたり、様子を見ながら履かせてくださいね。
暖がとれるアイテム5選
電源があれば暖房器具を安心して使用でき、寒さに弱いワンちゃんも、そして自分達も温かく過ごすことができます。暖房器具から電源なしで暖をとれるアイテムをご紹介します。
その①ホットカーペット(電気マット)
ワンちゃんが暖かさを感じるのはお腹から!お腹の毛が少ないのと、人よりも低い位置で過ごしているので、下からくる寒さに敏感と言われています。なので、コットの上に電気マットを置くなどお腹周りをまず温めれる環境を作りましょう。
我が家はお座敷スタイルにし、ホットカーペットを使用しています。銀マットの上にホットカーペットを敷けば自分達も暖かいですし、床全面を暖めてくれます。
ここで注意したいのが温度。人間用の暖房器具は高温のものが多く、高温だとワンちゃんが低温やけどしてしまう恐れもあるので、温度はなるべく低め設定にしましょう。
その②電気ストーブ
普段お家で使用することも多い電気ストーブ。足元など部分的に温めることができ、即暖効果もバツグンです。燃焼系ストーブのように灯油を燃やして温めるわけではないので、おこもりキャンプなど換気がしにくい場所でも使えるというメリットがあります。
ワンちゃんが届きにくい場所に設置し、ホットカーペットなどと併用する際はワット数に注意して使用しましょう。
その③石油ストーブ
テントの中で石油ストーブをつけて温まるのはとても気持ちがいいですよね。それはワンちゃんも同じです。石油ストーブを快適に使用するにあたって、危険なこともあるので注意が必要です。
まず、ストーブ周辺には燃えやすいものやガス缶など温めてはいけないものを置かないこと。また、ワンちゃんのしっぽが当たってしまう恐れもあるので、幕内でストーブに近づけない長さのリードをつけておくか、ストーブガードや網で囲ってガードするのもおすすめです。
1番気をつけたいのが一酸化炭素中毒。必ずベンチレーションは開けて、こまめに換気をしましょう。石油ストーブ等を使う際は一酸化炭素チェッカーは必需品です。
その④湯たんぽ
昔ながらの安全で暖かい湯たんぽは冬キャンプで大活躍ですよね。シュラフや毛布にくるんでおけば朝まで暖かいです。ワンちゃんに湯たんぽを使う時は低温やけどの恐れがあるので、人間が使う温度よりも低めの温度で作ってあげましょう。
その⑤焚き火
キャンプで暖をとれる1番のアイテムはズバリ焚き火!自分達も楽しみながら、焚火を囲ってご飯を食べたり暖まりながらゆっくり過ごすことができます。わんちゃんも灰や火の粉に注意すれば、気に入ってくれること間違いなしです。
寝るときは・・・
寝るときはストーブなど暖房器具や焚き火は安全上消してしまうことがほとんどなので、自分達も含めて寝る場所の防寒対策が必須です。銀マットやインフレーターマット、コットなど万全な状態で過ごしましょう。湯たんぽや電気毛布があればさらに暖かいですね。
ワンちゃんが嫌がらなければ、一緒にシュラフの中に入って寝るのがお互い温め合いながら寝られるのでおすすめです。ひとりで寝たいワンちゃんは、犬用のシュラフも販売されていますよ。
準備万端で冬キャンプに出かけよう!
防寒対策をいくつかご紹介させていただきましたが、愛犬との冬キャンプのイメージが少しでもつきましたでしょうか。全てを犬用で揃えなくても、普段自分達が使用するものを代用すれば、ワンちゃんも快適に過ごすことができます。
なにより飼い主と一緒に過ごせることがワンちゃんにとっても嬉しいことだと思うので、是非防寒対策をしっかりして愛犬と冬キャンプに出かけて素敵な思い出を作りましょう!
(参考までに)
リク♂、13歳、体重4キロ、パピヨン