はじめに
食事はキャンプの楽しみの1つですよね。ただ、あまり料理が得意でない人や、時には簡単に済ませたい人もいるはず。そんな人におすすめなのが、フリーズドライ食品です。フリーズドライ食品は、お湯か水をそそぐだけで作れる簡単な調理法が特徴。近年は美味しいフリーズドライ食品が増えているので、満足感も得られます。今回はフリーズドライ食品の魅力やおすすめのフリーズドライ食品を紹介しているので、次回のキャンプ飯の候補にしてみてください。
フリーズドライ食品のおすすめポイント
まずは、フリーズドライ食品のおすすめポイントをご紹介。簡単調理や軽量であることなど、フリーズドライ食品にはいろいろな魅力があります!
簡単に作れる
フリーズドライ食品のおすすめポイント、1つめは簡単に作れることです。
フリーズドライ食品の調理法は、お湯か水をそそぐだけ。フリーズドライ食品は凍らせた食品を乾燥させたあと、水分を飛ばして作られており、お湯か水をそそぐと元の状態に戻るという仕組みです。
大半のフリーズドライ食品は、お湯をそそいで3分程度で完成します。あっという間にできあがるため、お腹が空いた状態でキャンプ場に到着しても、すぐに食事にありつけますよ。
なお、水で作る場合は、完成まで15分ほどかかるのが一般的。お湯で作れば出来立ての温かい状態で食べられるので、キャンプで食べるときにはお湯で作ることをおすすめします。
常温保存が可能
フリーズドライ食品のおすすめポイント2つ目は常温保存が可能であることです。
肉や魚などの生ものは冷蔵保存する必要があり、キャンプに持っていくためにはクーラーボックスが必要に。また、真夏のテント内や車内に食品を放置してしまった場合は、食中毒などの危険性も考えられます。
その反面、フリーズドライ食品は常温保存が可能なので、衛生面の心配はありません。また、長期間の保存にも適しているので、非常食としての役割も担えます。
そのため、数日間連泊でキャンプをする場合には、ピッタリの食品と言えるでしょう。
作りたての美味しさを味わえる
前述した通り、フリーズドライ食品は冷凍された状態で乾燥させます。そのため、高温にかけて乾燥させる場合と違い、香りや風味、栄養価や食感が損なわれにくいのが特長。
調理法が簡単な食品だから味はそこそこ…ということはなく、フリーズドライ食品は美味しいものがたくさんあります!
コンパクト&軽量
フリーズドライ食品は、コンパクトで軽量なことも見逃せないポイント。フリーズドライ食品はできあがりの状態の25%にまで乾燥(水分が少ない状態)されているため、かなり軽量です。
また、調理時はパッケージに直接お湯か水をそそぐため、食事後に出るゴミはパッケージとスプーン(スプーンが付属している場合)のみ。必要な道具もガスバーナーと、シェラカップなどの火にかけられる容器だけなので、かなり荷物を削減できます。
そのため、ツーリングキャンプや登山など、荷物を極力減らしたい・軽くしたい場合にはベストな選択肢となりえます。
筆者おすすめのフリーズドライ食品3選!
ここからは、筆者おすすめのフリーズドライ食品を3つご紹介。パスタ・ご飯・汁物を紹介しているので、ぜひ試してみてください!
サタケ「マジックパスタ」
筆者おすすめのフリーズドライ食品、1つ目はサタケの「マジックパスタ」です。
マジックパスタの味はカルボナーラ・ペペロンチーノ・きのこのパスタ(デミグラス風味)の3種類。どの味も美味しいのですが、筆者個人的にはペペロンチーノが一番のおすすめですよ。
マジックパスタには使い捨てのスプーンが付属。そのため自分でカトラリーを用意する必要はなく、洗い物が出ないのも嬉しいポイントです。
マジックパスタは「日本災害食認定」を取得しているのも特徴で、賞味期限は常温保存で5年間。万が一のときの備えとして、いくつか常備しておくのもおすすめですよ!
モンベル「リゾッタ」
筆者おすすめのフリーズドライ食品、2つ目はモンベルの「リゾッタ」です。
リゾッタの味は全部で10種類。五目リゾッタや梅しそリゾッタなどの和風のものや、ガパオリゾッタやデミグラスリゾッタなどのエスニック・洋風なものまで揃っています。
また、わずか3分でできる食品とは思えないほど、味はどれも本格的。お米の粒感がしっかりしており、満足感も得られます。
リゾッタの賞味期限は製造から5年6か月と、マジックパスタと同様に長期間の保存にも適しています。また、水で作る場合でもわずか5分で完成したり、水なしでも食べられたりと、保存食としてのポテンシャルはかなりの高さです。
リゾッタの気になる点は、使い捨てのスプーンが付属していないこと。そのため、自分でカトラリーを用意する必要があります。
カトラリーを用意する手間はあるものの、手軽さや美味しさの面でかなりおすすめできるフリーズドライ食品です!
アマノフーズのおみそ汁・スープ
筆者おすすめのフリーズドライ食品、3つ目はアマノフーズのおみそ汁とスープです。
アマノフーズは、フリーズドライ食品に特化した企業。特におみそ汁やスープは種類が豊富で、どれを買おうか迷ってしまうほどです。ここまでにご紹介したマジックパスタやリゾッタに加え、アマノフーズのおみそ汁やスープを用意すれば、キャンプ飯の満足度がアップします!
作り方は簡単で、お椀にフリーズドライのブロックを入れ、お湯をそそいで混ぜるだけ。特に待つ必要がなく、すぐに食べられます。
また、アマノフーズのフリーズドライ食品はおみそ汁やスープだけでなく、カレーや雑炊、リゾットなど、食事系のメニューも豊富。キャンプ飯の満足度を高めてくれる商品ばかりです。
マジックパスタやリゾッタと違い食器を用意する必要はありますが、シェラカップとカトラリー1つがあれば十分。キャンプ飯のもう1品に間違いなしのフリーズドライ食品です。
フリーズドライ食品の気になる点
待っている間に冷めてしまう
マジックパスタやリゾッタは、お湯をそそいだあとできあがりまでに3分間待つ必要があります。そのため、真冬の屋外で作る場合には、待っている間に冷めてしまうことも。
寒い時期にフリーズドライ食品を作るときの対策として、コンパクトな保冷バッグに入れる方法がおすすめ。保冷バッグには断熱材が施されているため、外気の侵入を防いでくれます。そのため、中に温かいものを入れておけば、保温効果も期待できます。
また、モンベルの「フードコジー」も冷え対策にピッタリ。フードコジーはリゾッタと同時に発売された保温バッグですが、他社の製品を入れることも可能です。
寒い時期にフリーズドライ食品を食べる機会が多い人は、ぜひ持っておきたいグッズですよ。
量が少ない
フリーズドライ食品の気になる点として、量が少ないことも挙げられます。
モンベルのリゾッタのできあがり量は260g(ガパオ リゾッタ・ベーコントマトクリーム リゾッタ・サーモンチーズリゾッタは250g)。0.8合のお米を炊いた量に相当します。人によって量の多い・少ないの感じ方は異なりますが、マジックパスタ・リゾッタともに、筆者としてはもう少し食べたいなと感じました。
キャンプではたくさん食べたい!という人は、フリーズドライ食品を普段のキャンプ飯に追加するという方法もおすすめ。筆者がリゾッタを食べたときには、トッピングをしたり、スープやサラダを加えたりしました。
フリーズドライ食品は、もう1品加えたいときにも使いやすい食品です。
フリーズドライ食品を活用して、手軽に満足できるキャンプ飯を
今回は、筆者おすすめのフリーズドライ食品をご紹介しました。
簡単に作れたり、洗い物が出なかったりと、フリーズドライ食品は手軽に食事をとりたいときの強い味方。バリエーション豊富であるため、気になる商品を順番に試していくのも楽しいですよ。
今回の記事を参考に、皆さんもフリーズドライ食品を試してみてはいかがでしょうか。