はじめに
思わずキャンプに行きたくなると評判のキャンプ漫画「ゆるキャン△」をご存知ですか?
今回は、その独特の中毒性でファンを増やし続け、ついにアニメ化されることになった「ゆるキャン△」の魅力を紹介したいと思います。
ゆるくて幸せな時間
ストーリーは、オフシーズンのソロキャンプが大好きな「リン」と、同じ高校に通う「なでしこ」の偶然の出会いから始まります。
その後、ソロキャンプや少人のグループキャンプで、テントを張って焚き火をし、夜景を楽しみながらおいしいご飯を食べて・・あぁ幸せ!そんなゆる〜いストーリーが続きます。
初心者には嬉しい解説
初心者の方には嬉しい解説が随所にちりばめられています。
たとえば、
・松ぼっくりを着火剤とした火おこし方法
・シュラフの種類(封筒型、マミー型、人型)の特徴や、化学繊維とダウンの特徴の解説
全体的にゆるい雰囲気ですが、ちゃんと「キャンプ」をしているんです。
実在のキャンプ場をモデルにした魅力的な風景
作品内では詳しい説明がなかったり、名称も変えられていたりするので実際のモデルそのままの描写ではないとは思いますが、
・富士山が見えるキャンプ場、本栖湖の「浩庵キャンプ場」
・朝霧高原「ふもとっぱらキャンプ場」
などのキャンプ場が作品に登場します。どれも素敵な風景なので行ってみたくなりますし、オフシーズンのソロキャンパー視点での紹介なので、美しい夜景を独り占めしているかのような描写に、思わず見入ってしまいます。
真似したくなるキャンプ料理たち
1巻の最初こそカップラーメンを食べていましたが、話数が進むにつれて紹介される料理の魅力が増していきます。
メタル賽銭箱こと「B-6君」を使っての焼肉
2巻で登場します。メタル賽銭箱、ミニ賽銭箱と、なでしこ達に言われるほど、メタルでコンパクトなボディですが、焚き火や墨を使った料理を楽しめる、携帯性に優れた焚き火グリルです。(作品内には製品名はでてきていません)
作品内ではバラ肉とカルビに加えて、焼鳥、ハンバーグとバラエティに富んだ食品を楽しんでいました。これは一度はやってみないといけませんね。
コッヘルでつくるスープパスタ
3巻で登場します。コッヘルでお湯を沸かし、具材とパスタをいれ、スライスチーズと牛乳で味を整え、仕上げに黒胡椒とパセリ。スープも全部飲めて身体も温まる。茹で汁が出ないのはキャンプでは嬉しいですよね。
ジューシー豚まんホットサンド
3巻で登場します。ホットサンドメーカーの両面にバターを塗って、コンビニで購入した肉まんを挟み込み、火にかけるだけ。食べるときには餃子のタレをつけて食べるのですが、バターを塗った面が揚げたみたいにサクサクになり・・これはやばい。書いているだけでお腹が空いてきます・・!
お手頃な金額設定
主人公たちが高校生なので、キャンプギアにお金をかけることができません。
・スリーブ式テントや吊り下げ式テントの金額(2万円〜)に思わず「OH」
・キャンドルガスランプ4690円「お金をためてからまた来ます」
・インフレータブルのマットをオススメしつつも、購入したのはフォームタイプな600円の銀マット
最低限必要なものだけを購入、なければ代替方法を考える、バイトをして贅沢する。そのやりとりがリアルで思わず笑ってしまいます。
おわりに
キャンプを通じて存在する、友人たちとの心地の良い距離感と、少人数でのキャンプの自由さ、適度な孤独感。
そのバランスの良さが、「自分もこんなキャンプをやってみたい」「こんな友達がほしい」と思わせてくれるのだと思います。
ぜひ読んでみてください!