はじめに
関東地方の梅雨も明け、いよいよ2017年も夏本番!日本中のファミリーが海へ山へ川へと足を運び、かけがえのない時間を共有するシーズンがやってきましたね。
そんな中遡ること数週間前、梅雨真っ只中の7月上旬。今期の梅雨を象徴させる晴空の元、東京都は奥多摩にある多摩川水系水根沢にて「ウォーターアドベンチャーin水根沢」なる親子参加型沢登りを体験してきました。
その中で、親子の絆が一層強まるシーンを幾度も目の当たりにし、感極まった思いそのままに体験記として綴りたいと思います。また、詳細は後述しますが、こちらの「ウォーターアドベンチャーin水根沢」は9月まで毎週末開催予定ですので、興味を持たれた方は是非挑戦してみてくださいね。
それでは早速、子供たちの笑顔と勇気、大人たちの疲労と感動がまるっと詰め込まれた「ウォーターアドベンチャーin水根沢」の様子をご紹介していきましょう。
集合 〜高まる期待と共に〜
当日は現地集合。普段身に付けないモノばかりをカバンに詰め込んだ前日から、ワクワク感は最高潮。事前には、過去に参加した方の動画を見ながらイメージトレーニングは万全です。
現地に到着すると、慣れない手つきで早速装備を装着。沢靴に、ハーネス、ヘルメット。身に付けるモノが増えるに伴って子供も大人も引き締まった顔付きに。これから始まる未知なる冒険に期待と不安が交差します。
入渓 〜なるべく濡れないようになんて思っていた人へ〜
「どっぼーん!!」
入渓して早速、「なるべく川岸を・・」なんて思っていた人の心を見透かされたかのようなジャンプポイントの洗礼!
「ちょっと高く無い?」「まだ濡れるのは早く無い?」などとオズオズしている大人を横目に子供たちは我先にとダイブ!弾ける水しぶきと歓声に最後は大人ももちろんダイブ!
もうこの先、「なるべく濡れないように・・」なんて思うことは一度もなく、気持ちはすっかり冒険モードへ。
遡上 〜数々の困難に立ち向かいながら〜
最初の試練をクリアした後は、激流あり、滝あり、崖ありと、数々の試練が次から次へと続きます。
大人は人生のごとく(?)と捉え、子供はRPGのごとく(?)と捉えながら、ただひたすら目の前の試練に挑みます。
そして道中、いくつものドラマを目の当たりに。
大きな滝壺、滝まで泳ぎ切ってよじ登らないと先に進めません。家ではタブレットばかりいじってる子供が親の心配をよそ目に果敢にトライ。無理だろうと思われている気持ちを知ってから知らずか、押し戻されても何度も挑みます。何度目かの挑戦で無事に滝まで到着。振り返った時のドヤ顔は、誰から見ても100点満点のドヤ顔でした。
そしてその先の滝登り。必要以上に手を貸すわけではなく、最低限のフォローと最大限の安心感を与えつつ見事に完登!
最後の試練 〜背中合わせの苦楽を感じて〜
今回の冒険最後の試練は、高低差10mはあろうかという滝登り。両手両足をフルに使って一歩ずつ確実に登っていきます。それにしても相当な水量と高さ。出せる限りのアドレナリンを身体中から噴出させ挑みます。
一回登り切るだけで満足感と達成感、そして大いなる疲労感でお腹いっぱいの大人たちの横で、登った滝をスライダーのごとく滑り落ち、再び登り上がってくる子供たち。
底なしのパワーを武器に何事も全力で楽しむ小さな冒険者たちを見つめながら、苦難と悦楽は背中合わせなんだなぁ。などと、しみじみモードに浸ってしまったのは、いつまでも続く清流のせせらぎと、どこまでも続く新緑の木々のせいでしょうか。
冒険を終えて 〜安堵と空腹とカップ麺〜
最後の試練をクリアすると、帰路を残して冒険は一旦終了です。皆の無事を確認し、やり切った達成感の後に襲ってくるのは驚くほどの空腹感。そそくさとお湯を沸かし、カップ麺を作ります。
この時作るカップ麺。様々な要素から抽出された出汁が加わり、どんな有名なラーメン屋にも負けない最高の一品に仕上がるのは言うまでもありません。
ウォーターアドベンチャーin水根沢 概要
おわりに
いかがでしたか。今回は7月上旬に体験した親子参加型沢登り「ウォーターアドベンチャーin水根沢」の体験記をお届けしました。
今回一緒に参加された親子の方々は、アウトドアが趣味の方もそうでない方もいらっしゃいました。そして参加者全員が、子供の成長や普段見せない一面を見ることが出来たと、とても充実されていたのが印象的でした。
やはり親子で自然を楽しむことができるアクティビティは、かけがえのない経験と思い出を与えてくれると共に、自然の素晴らしさと脅威をその身をもって感じさせてくれる、素晴らしいモノだと改めて感じることができました。
日頃より「自然を楽しむ」「自然と遊ぶ」という最高の趣味を楽しんでいるキャンパーのみなさんも是非挑戦してみてはいかがでしょうか?