一貫したテントサイト作りで肝になるポイントをハイセンスキャンパーさんに聞いてみた!

今回ご紹介するのは海外での生活を機に、ゆったりとした時間の流れを堪能できるキャンプの魅力に感動し、今ではオシャレなテントサイトで充実したキャンプライフを送っていらっしゃる10ppさんです!

10ppさんのテントサイトで特に注目していただきたいのが無数にあるアイテムの中から自分のキャンプスタイルにピタッとハマるアイテムを選んで取り入れてしまうそのギアチョイス!

最新のギアから、歴史があって長年愛され続けているアイテムまで幅広い範囲のギアがミックスされているはずなのに、統一感と落ち着きのあるテントサイトの作りになっています。

かなりの数のギアがあふれている現代キャンプで自分に必要なものを絞っていくのはなかなか難しいことだと思いますが、きっとブレない軸や目的を持っているからこそ、一貫したレイアウトをになっているんだなと、とっても勉強になりました!

それでは早速、自分もいつかこんなテントサイトを作り上げたい!と思わず憧れてしまう様な10ppさんのサイト作りについてみていきましょう!

プロフィール

10ppさん 40代 男性 キャンプ歴5年〜9年

はじめまして、事業開発の仕事のかたわらに、キャンプに夢中になってしまった10ppと申します。

きっかけは、6年前にニューヨークで二拠点生活を経験させてもらったことです。都会から離れた自然の中で、別荘ではなく小さなキャビン(小屋)で過ごす週末です。少しの不便と足りなさがスローな時間を作り、心をリカバリーしてくれる、そんな旅でした。

小さなころから、家族でキャンプやフライフィッシングなど、いつもアウトドアは身近な存在でした。人生の後半はあらためてキャンプを取り入れて、心が豊かな暮らしができたらなと思っています。

テントサイト レイアウト

レイアウト ポイント

ZANE ARTS ROGA4のソロキャンプのレイアウトが、家なのか、外なのか、と思ってしまうほど快適です。

静かに、のんびりすることが目的なので、寝室にもテーブルをレイアウトして、焚き火で暖を、リビングで珈琲を、寝室では寝そべりながら、3ヶ所で自由な時間を過ごせるようにしています。

目的がはっきりすると、必要最低限のギアが見えてきました。シンプルであるほど自然が際立つので、景観を心地よく感じられるように考えています。

お気に入りアイテム

1. hxo design モジュラーテーブルシステム

お気に入りポイント

できるかぎりものが少ない暮らしが心地よく、家でも使えるテーブルを探してこのテーブルに辿り着きました。レイアウトするだけでとても品のある空間になり、自然と景観を引き立ててくれます。

モジュラーシステムなので料理では本領を発揮します。中央のバーナーで料理を作りながらみんなで会話を楽しむことができ、焚き火を囲んでいるような感覚です。人と人をつなぐ役割にもなっているなと感じています。

デザインとクオリティが本当にすばらしいので、家のリビングにもレイアウトして、山小屋のように珈琲を楽しんでいます。

2. alfi Juwel ステンレスポット

お気に入りポイント

この美しい佇まいは、小さなキャビン(小屋)の旅を思い出します。鏡面仕上げのステンレスを見ているだけで、スローな時間を感じさせてくれます。

また、デザインだけではなく業務用のタフな作りは、家でもキャンプでも十分な保温力があり、毎日使用しています。世界の一流ホテルのコーヒーサーブとしても、EU諸国の会議の場でも使用されているドイツのプロダクトで、1918年から作り続けられている世界の名品です。

3. ALUTEC Münche COMFORT 48 アルミコンテナ

お気に入りポイント

小物は全てアルミコンテナ2個に収まるようにしています。今は自粛期間なのでリビングに置いてギアの整理を楽しんでいますが、家の中でも違和感がなく、あらためてアルミ素材のボックスにしてよかったと感じています。

少しだけカスタムしていて、ブルーのプラスチックパーツを全て取り外しています。これを取り外すだけで、美しい佇まいになるのでおすすめです。

4. ZANE ARTS ROGA4

お気に入りポイント

日本の山岳のベースキャンプ用としても対応できる、デザインと機能性のバランスが優れたROGA4。

140cmの高さと聞くと低いのではと感じてしまいますが、耐風性と居住空間の絶妙なバランスが取れていると実感しています。一度、強風にさらされたことがあり、安心して過ごせた経験は、とても頼りになり愛着が湧いているポイントです。

また、シンメトリーのデザインは、デュオキャンプでは左右にそれぞれの空間を作ることができ、ソロキャンプでは縦使いでとても贅沢なレイアウトに思わず笑顔。4面開放することが出来るので、テント越しの景観には毎回感動させられています。

この絶妙なコンパクトさが、スタイリッシュで程良いミニマルキャンプを完成させてくれるので、レイアウトを考えるのが毎回楽しみになります。

ギア選びのポイントは?

「より少なく、しかしより良く」という言葉が好きで、家でも外でも使えるギアを選ぶようにしています。ものが少ない暮らしをしたいと思っているからです。

デザインは、ディーター・ラムス、ボーエ・モーエンセンなどの、プロダクトデザイナーが好きなので、シンプル且つタフで美しいバランスが取れたものを、自然と選んでいるのかなと思います。

また、少しの不便と足りなさがスローな時間を作り、心地よく感じることも多々あるので、完璧にしすぎないようにしています。都会の生活と変わらなくなってしまうので。

今ゲットしたいギアは?

  • SIGMA fp
  • ZANE ARTS GIGI2
  • YETI Roadie 24
   

キャンプ初心者やキャンプを始めたい人へ一言。

◾︎初心者キャンパーさんへアドバイス!
目的が見えてくると、ギア選びがスムーズになりました。1日があっという間に終わってしまうので、スローな時間を感じられる範囲で持ち物を調整するのがおすすめです。

私の場合、せっかくの休日なので、心が豊かになる時間の使い方を考えると、これぐらいで十分かなという気持ちになりました。

◾︎これからキャンプを始める人へ
ルーティーン化した都会の生活に、自然の中で過ごす休日を取り入れると、とても豊かな気持ちになりました。少しでも興味があるようでしたら、まずはレンタルでも十分ですから経験してみることをおすすめします。

晴れの日だけではなく、雨や雪の日も、自然の景観と音が心地よく感じます。

ABOUTこの記事をかいた人

CAMPIC編集部

キャンプやアウトドア好きが集うCAMPIC編集部です!
日々テントとアンテナを張りながら色々な情報を収集し発信していきますのでよろしくお願いします。
自分たちの好きな事や物に記事がかたよることもあるかもしれません...
一人でも多くの人にキャンプや外遊びの楽しさを伝えることができれば嬉しいです。