はじめに
2019年梅雨真っ盛り・・・。
雨キャンプだってもちろん楽しみ方はあるのだけれども、2回ほど連続で天気が斜めだとやっぱり憂鬱な気持ちになってしまうのもまた仕方のないことで。。
そんなモヤモヤした気持ちでいた時に、知り合いから耳寄りな情報
「バルコニーで煙を気にせず楽しめるBBQグリルがあるらしいよ」
と。
「BBQはモクモクの煙を浴びながら黙々と肉を焼くのが通の楽しみ方だろう。」と勝手に思っていたけれども、それはBBQは煙が出るものだと割り切っていたからであって。などと勝手な折り合いをつけて早速調べて見ました。
ドイツ生まれの無煙ロースター「ロータスグリル」
出てきたBBQグリルは、ドイツ生まれの無煙ロースター「ロータスグリル」。
オフィシャルサイトには
ロータスグリルの内部には電池で駆動するファンがあり、空気を炭に直接吹きつけます。そのため、すぐに炭に火がつき、より効果的に燃えます。送風量コントロールスイッチを回すことで火力の調節が可能です。容器は二重構造なので、火が燃えていても外側は熱くなりません。
との説明が。
どうやら電池でファンを回転させ、炭への着火をより早く簡単に出来るようにしているらしい。これは結構画期的!BBQの一番最初のハードルは炭起こしだからね。
そして、グリル本体内に炭を入れる容器(チャコールコンテナ)があり、食
つ・・使って見たい。
ガジェット好きの自分には、電子×アウトドアギア の組み合わせは正にどストレート。立派なバルコニーがあるわけじゃないけど、とにかく今すぐこの「ロータスグリル」を使って見たい。
ということで、ロータスグリルの日本代理店である「株式会社 ハーフェレジャパン」さんにお願いし、使わせて頂けることになりました。ありがとうございます!
ロータスグリルを使える目処はついたので、次は場所。我が家のマンションのベランダだと流石に無煙グリルといえど狭すぎる・・。ということで、広いバルコニーをお持ち且つアウトドア好きな知人はと・・。
!!
ロータスグリルを教えてくれた知り合いが完全に一致。
ロータスグリルを使えることを前面に押し出すことで、二つ返事で場所を確保!これにて無事に「ロータスグリルを盛大に試す会」の開催が決定したのでした。
まさかの遠回り
「ロータスグリルを盛大に試す会」も目前に迫ったとある日「せっかく煙が出ないグリルでBBQやるんだから、煙が出るもので試したい」と参加者からの貴重(?)な意見。大体のものは焼けば煙が出るだろうと思いつつ、何を焼きたいのか聞いてみると、まさかの「ノドグロ」。
そう。あのノドグロである。
どのノドグロかと言うと
アカムツ(赤鯥[1]、学名:Doederleinia berycoides)とはスズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科に属する暖海性魚類である。スズキ科とする分類もある。別名、ノドグロ(喉黒)。
上品な味わいで、焼いても煮ても美味。「白身のトロ」などと称されることもある[8]。高級魚としてグルメ番組などでも採り上げられる傾向にあり、値段が値崩れすることは殆どない[9]。
季節を問わず脂が乗っており、日本各地で人気がある。大型のものは1万円で取引され、水温の変化や餌のプランクトンの増減などの条件に漁獲量が影響されやすい。
参照元:wikipedia
このノドグロ(アカムツ)である。
鮮魚を売りにしている居酒屋などではメインメニューとして鎮座し、一匹8000円overはザラな高級魚。確かに「季節を問わず脂が乗っており」とあり、煙は出そうだ。そして格別に旨い。しかし高い・・。
予算オーバーだと伝えると、さらに斜め上の提案が。
「ノドグロを釣って焼いて食べたい」と。
「・・・。」
こうなると、なにやら楽しい気持ちになってくるから不思議なもので、思わず「いいですねっ!」と回答してしまいました。
そして決まったスケジュール
- BBQ当日に朝一からノドグロを釣る(事前にその他の食材も用意しておく(坊主だと悲惨だから))
- 海鮮や肉を盛大に焼いてロータスグリルの魅力を十分に堪能する
- 胃も心も満足させる
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待ちに待ったBBQ当日
BBQ当日。梅雨なので天気は諦めていたのですが、空は曇り。なんとか雨も降らず持ってくれそうです。
ところで当記事の本題は「ノドグロ釣り」ではなく「ロータスグリル」。すったもんだあった釣紀行は今回は割愛し、4コマ写真にて、まとめて報告しようと思います。
YES!! ノドグロゲット!
それではいよいよ本題!ロータスグリルでのBBQがスタート。
ロータスグリルXL
前置きが予想以上に長くなってしまいましたが、まずは今回使用させていただくロータスグリルについての説明を。2019年6月時点でのサイズは4種類。
今回は、大人数でもちょうど良いサイズで、かつコンパクトに持ち運べる ロータスグリルXL をお借りしました。早速ディティールを見ていきましょう。
さすがドイツ製。全体を通して重厚な作りとなっており、網やフックもとっても頑丈。カラフルながら上品なボディもオシャレBBQの演出に一役買ってくれそうですね。
炭起こし
それでは早速炭起こし。
まず最初のポイントとして、ロータスグリルは炭起こしがとても手軽に出来ること。その手順を紹介していきましょう。
電池をセット
チャコールコンテナに炭をセット
チャコールコンテナの中に炭を入れる。(「ロータスグリル専用ブナ木炭」を推奨)
※当記事では他のグリルとの煙の違いを検証するため別の木炭を使用しました
着火プレートを設置
チャコールコンテナを設置
以上で炭起こしは完了です。そして次のポイントは本体下部にある送風量コントロールスイッチ。最初のうちはこのスイッチを最大にし、どんどん風を送ります。十分に炭に火が回った後は適当な火力に調整すると良いようです。
あとはいい感じに炭に火が回るまで放置するだけ。さて並行して宴もスタート!
豚肉で検証
さて。炭の用意が整ったので、早速ロータスグリルの検証を開始します。今回は、同じくらいのサイズの卓上グリルと比べてみることにしました。
こちらのグリルも用意万端!それでは早速、両方のグリルでBBQをスタート。
ちなみに今回の食材(の一部)はこんな感じです。
海鮮だけじゃなく、もちろんお肉や野菜も用意したので、まずは豚肉をそれぞれのグリルで焼いてみることに。
なるほどなるほど。確かにロータスグリルの場合、肉が焼ける時に滴る油が直接炭に当たることが少ないので煙がほとんど出ないのがわかります。しっとり・じっくり焼けていくような感じですね。そのため焼き上がりの時間は多少長めにかかるようですが、食べ比べて見るとお肉の柔らかさが増している気がしました。
動画で見るとわかりやすいですね。これなら、ベランダやバルコニーで煙を気にせずBBQを楽しめるというのも頷けます。
BBQパーティー
さて。ロータスグリルの無煙の魅力も十分に感じたところで、ここからはBBQパーティーのリスタート。北海道直送の牡蠣やメインディッシュのノドグロなどの魚達をどんどん焼いては胃袋に収めていきます。なんて贅沢&至福の時間でしょう。
焼いている間に会話も弾み、やはりBBQは青空の下でもバルコニーでも場所を選ばず最高に楽しいアクティビティだと再認識。今回焼いた様々な食材も、ロータスグリルのおかげで最適な状態の炭火によってじっくりと火が通り、食材の旨味を最大限に引き出してくれました。満足満足。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は簡単に炭起こしができ、煙の出にくい無煙ロースター「ロータスグリル」を使ったBBQの様子をご紹介しました。もちろん青空の下、モックモックのBBQも楽しいイベントに違いないのだけど、天気の悪い日や、もっと気軽にご自宅バルコニーやベランダでBBQを楽しむには本当にもってこいのグリルだと実感しました。
今回スキレットを使った料理やフォンデュ等は用意できなかったのですが、そんなフォトジェニックなおしゃれBBQにもぴったりです。
また、サイズが4種類あるので、使用人数や場所などの状況に合わせてベストなサイズを選べるのも良いですね。次回はさらに大型のロータスグリルXXLを利用し、大人数でお庭BBQなどやってみたくなりました。お庭をお貸しいただける方、募集です!
さて。気がつけば6月も終盤。もうすぐ梅雨が明け、2019年も最高の夏がやってきます。キャンプやBBQだけに止まらず、日本各地の海や山で、最高のアウトドアを遊び尽くしましょう!
製品情報
ロータスグリルXL