PICKUP!キャンパーインタビュー【2017年版】かつむしさん編

寒さをしのぐためにテント内で過ごすことが多い冬キャンプ。せっかくだから、家族みんなでのびのび過ごせる大きなテント(幕)が欲しくなりますよね。とはいえ、高い買い物だから「失敗したくない!」と悩んでいる方に!

今回ご紹介するのは、ファミリーキャンプを楽しむかつむしさん!ノルディスクのアルフェイムやラゴ4、ヨーレイカのハビタットといった気になるテントについて、実際に使っているからこそわかるそれぞれの幕のオススメポイントはとっても参考になります。これから冬キャンプを始めてみよう!という方は必見です。

落ち着いた色味ででまとめられ、家の中にいるみたいにリラックスできそうな幕内は、すでにお気に入りの幕を持っている方も真似したくなるポイント盛りだくさん!早速見てみましょう。

プロフィール

かつむしさん 40代 男性 キャンプ歴5年〜9年

キャンプを始めて早7年、埼玉県在住の家族4人+ワンコでキャンプ生活を楽しんでいます。
と言いたいところですが、子供が大きくなるに連れてファミキャンの頻度が減ってしまい、ソロキャンもボチボチ始めています。
いつまで経っても設営撤収に時間が掛かるのが、目下の悩みの種(汗)

テントサイト レイアウト

レイアウト ポイント

我が家のエース幕となる、アルフェイムとカーリの組み合わせ。主に、春から秋の一番キャンプの気持ちいい時期にこのスタイルでキャンプします。

タープ下は、スタンダードなミドルスタイルから始めて、調理も椅子に座ったまま行うフルロースタイルを経て、椅子とテーブルはロースタイルのまま、ネイチャートーンズのバーカウンターテーブルとオプションツーバーナーの前で立ったまま調理を行う分離スタイルに落ち着きました。

やっぱり、調理は立ったままのほうが効率よく作業できますね。キャンプを始めた頃は赤い道具が多かったのですが、最近はベージュ・ブラウン系統でまとめて落ち着いた色味にして、ワンポイントで赤を使うようにしています。

お気に入りアイテム

1. ヨーレイカ ハビタット

お気に入りポイント

アルフェイムが張れないような雨の日や、真冬にお籠りキャンプする用に購入。最初はノルディスクのレイサがいいなと思ったのですが、よく一緒にキャンプされる方が持っていたので、人と被らないようなテントを探しているうちに、気がついたら個人輸入してました(笑)

テント前面にある透明窓とメッシュを開けるとメイン画像のように開放感抜群になるのと、サイドの出入り口の庇のおかげで雨の日も濡れずにテントに出入りができます。ファスナーで脱着式のフロアボトムもあるので、冬はお座敷スタイルが快適です。

2. ノルディスク ラゴ4

お気に入りポイント

真夏の暑い時期や、雨天時、アルフェイムやハビタットが張れないような狭いサイトで使用するために購入。ちょうどこのテントの購入を考えていた頃、ソロキャンプや次男とのデュオキャンプに行き始めた時だったので。

このテントは4人用と2人用に分割して使えることが大きなポイントで、ファミキャンに行ったり、ソロキャンに行ったりする私のスタイルにぴったりなテントです。

テントの中央には幅1.2m、奥行き1.4m程度の前室があるので、ここにシートを敷いて、ちょっとした荷物を置いたり着替えをしたり有効に使えます。

最初にこのテントを見た時にはうなぎの寝床みたいなスタイルにギョッとしたのですが、今ではこの形がカッコいいと思うようになり、スペースがあればソロキャンプでもフルサイズで張ってます(笑)

3. コールマン 200B風改造286Aランタン

お気に入りポイント

中古で購入した286Aランタンを200Bのリペアパーツを使用して200B風の丸グローブランタンに改造しました。

改造ついでにタンクのカラーもオリジナルのブラウンにリペイントして、ベンチレーターは2014年シーズンズランタンを流用。タンクのシールはオールドコールマンタイプに。

パーツの入手が若干手間ですが、色を塗り替えなければ作業自体は簡単ですので、人とは違う286Aが欲しい方はチャレンジしてみては。

4. Valor クッカーストーブ65c

お気に入りポイント

ぶっちゃけ、暖房器具としてはおすすめできません(笑)対流式なうえ、ストーブの熱量自体も小さく(その分燃費はいいですが)、綺麗なブルーフレームを維持するには芯の整備や調整がシビアです。風にも弱く、実質幕内専用。

50年以上も前のものなので、本体はもちろん芯などの消耗品の入手も困難です。が、それらのネガティブな要素を覆すのに十分な魅力的なスタイル。

私自身、雑誌で見てひと目ぼれしてしまいました。のぞき窓からチラッと見える青い炎を眺めながら、ケトルのお湯が沸くのをのんびり待っているのが至極の時間。

と言いたいところですが、調理熱源としてのバーナー性能はなかなかのもので、思ったよりサッとお湯が沸いちゃいます(笑)

ギア選びのポイントは?

一般的には燃料は統一すべし(ガス缶の種別、ホワイトガソリン、灯油等)といわれていますが、それぞれの燃料にはそれぞれさまざまな魅力的な火器がラインナップされています。

燃料を統一すると、魅力的な火器があっても我慢しないといけません。それに、オートキャンプなら多少荷物が増えても何とかなりますし。なので、私は燃料統一の方は目をつぶり、欲しい思った火器は燃料の種類を気にせず購入するようにしています。

   

キャンプ初心者やキャンプを始めたい人へ一言。

昨今のキャンプブームで、私自身ここ最近、冬のキャンプ場の人の多さに驚いていますが、去年のふもとっぱらの年越しキャンプでは、軽装備で寒さのあまり眠れぬ夜を過ごしたキャンパーがいたと聞きました。

冬のキャンプ場の寒さは、平地であっても思っている以上に冷え込みます。ビギナーの方は十分な防寒対策をしてくる事を強く勧めます。

電源サイト付きのキャンプ場もたくさんありますし、電気毛布やホットカーペットをレンタルしているキャンプ場もあったりしますので、初めて冬のキャンプを体験される方はそのようなものを利用されると良いかもしれません。

一方、冬のキャンプは夏とはまた違って格別です。虫はいませんし、星はきれいですし、キャンプ場は空いてますし(最近はそうでもありませんが)、それになんていったって焚き火が最高の季節です。

冬のキャンプって寒くて嫌だなぁと思っている方、まずは電源サイトで冬キャンを体験してみてください。冬キャンに目覚めて、色々と装備を揃えたくなるかもしれませんよ(笑)

ABOUTこの記事をかいた人

CAMPIC編集部

キャンプやアウトドア好きが集うCAMPIC編集部です!
日々テントとアンテナを張りながら色々な情報を収集し発信していきますのでよろしくお願いします。
自分たちの好きな事や物に記事がかたよることもあるかもしれません...
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