お気に入りのフィールドを探して
キャンプを始めたばかりの頃「どこにどんなフィールドがあるのだろう」そう思いながら常にワクワクしていました。
林間、高原、海、湖畔、夜景
情報収集をしては実際に多くのフィールドへ足を運んでいました。
足を運ぶごとに状況は変化します。ある場所はキャンプが出来なくなっていたり、変わらず素晴らしい絶景のままだったり、またある場所はいつの間にか設備がとても整っていたり..
温泉も好きなので秘湯探しも同時に進行。「キャンプ×温泉」と言う組み合わせが大好きでした。
そうやって、足を使って見つけたフィールドのほとんどが穴場ばかり。
インターネットが全てを見つけてしまったと思っていたのに、まだまだリアルの冒険を楽しむことが出来そうだと喜びました。
そうやって思い立ったらキャンプに出発する日々が続いていました。
そんなある日、仕事を辞めて引っ越すことに。
引っ越し先を決めた理由の1つが周辺にキャンプが出来るフィールドがたくさんあったから。そしてその中から自ずとお気に入りのフィールドが決まっていきました。
お気に入りのフィールドから不思議な森へ
その中の1つが不思議な森。
まず、お気に入りになった理由をいくつか挙げて見ます
- 木々達が生い茂り森に住む鳥達の会話が聞こえる素敵な森だった事
- 家から比較的近かった事
- いつでも空いていて木々達に囲まれプライベート感が保たれていた事
- 水道とトイレがあって設備は充分だった事
ちなみに、なぜ不思議な森と呼んでるかと言うと森にはまだ人間の知らない世界があるんじゃないかと思っていたから。正確にはそんな世界があって欲しいという願いもあったのかな。
五感で感じる色んな気配。生命を感じると言えば良いのだろうか。森に一歩足を踏み入れた時に感じる土の柔らかさ。動植物との共存を色んな事で感じられる森が何よりも大好きでした。
そして、そんな森はまだまだ自分にとっても知らない事ばかり。これからも色んな発見をして行くのだと思います。もしかしたらまだ見た事ない生物も・・
森には妖精が住んでるかもしれない
そんなことを想像しながら、不思議な森と呼ぶようになったのだと記憶しています。
不思議な森に存在するエピソード
五感で感じる色んな気配と述べましたが、五感という表現は難しいと思われがちです。ならばどうにか伝わる様に表現してみたい。
例えばもし、人間の知らない世界が存在するとしたら、その世界の森には見た事がない住人達も住んでいる。そしてもし五感がその住人達の仕業だったとしたら面白いな。
そう思うようになり「森の中で感じる何かの存在」「何かの音」「何かの影」「何かの痕跡」…自然界で起こる様々な現象を森に住む妖精・・たとえば「テントの番人」の仕業だと思えば自分の中で見えない何かの存在が整理されました。
これが、今時点で一番しっくり来くる表現かなあと思います。
そうして、自分の中でこの不思議な森のストーリーを作りながらのキャンプは、これからも続いていきます。今後どんなストーリーになるのか自分でも分かりませんが、だからこそとてもワクワクしています。