はじめに
ファミリーキャンプではすでにマストアイテムとして数えられるタープ。でもソロツーリングや登山の場合、その重量や大きさが足かせとなり、荷物に加えられないのが実情です。
そこへ救世主のごとく現れたのが、PAAGOWORKS(パーゴワークス)の「NINJA TARP」。
「設営バリエーションが30以上」という驚きの柔軟性をもつこのタープは、発売されるやいなや、たちまち売り切れ続出。
タープの設営って、慣れないとかなり難しいですよね。テンションが足りなかったり、雨が降ったら思い切り緩んでしまったり。強風であっという間に倒れたときの虚しさといったら、筆舌に尽くしがたいものがあります。
そんな扱いの難しいタープを、もっと簡単に、もっと自由にとの願いを込めて開発されたのがNINJA TARP/ニンジャタープです。
とにかくカンタンで早い設営
通常のタープの設営は、まずポールを立てるためにペグダウンし、ポールを立ててタープを自立させてからさらにペグダウンと、かなり手間がかかり、しかも一人での設営は大変です。
でもニンジャタープは、4角をペグダウンして最後にポールを立てるだけ。ミニタープは他にもあれど、これほどまで設営が手軽なものはないのでは?
無限大の設営バリエーション
前述したとおり、ニンジャタープの設営のバリエーションはなんと30以上!
あえて「以上」と表現するのは、そのバリエーションは利用者の想像力次第でほぼ無限大だからです。
では、なぜこれほどまでに豊富な設営が可能なのでしょうか。
その秘密は「ジョイントポイント」と「テンションスリーブ」にありました!
ニンジャタープの外周には実に21か所のジョイントポイントがついています。ジョイントポイントはロープ(ガイライン)を連結するほか、あらゆるポイント同士を結合できますので、21か所から好きな位置、好きな数だけロープを張ってペグダウンができるのです。
さらに、タープの2辺のスリーブには紐が入っており、この紐を引っ張って4隅のアジャスターを調整すれば、幕体を絞り込むことができます。
【テンションスリープ】
ニンジャタープ設営動画
付属ポールがない!?
ニンジャタープにはポールが付属されていません。購入の際は、「ポールがついてない!」と慌てないようにしましょう。
ポールがなくて組み立てられるの? 当然ポールがないとタープは自立しませんが、要は「専用のポールを使う必要はない」ということなので、使いやすいもの探してみてください。
オフォシャルの動画や画像を見ると、トレッキングポールを使っているケースが多いようです。すでに持っているタープのポールを流用してもいいでしょう。そのへんに落ちている太めの枝をポール代わりに使う人もいるようですよ。ニンジャタープはそんなところまで自由自在なんですね!
NINJATARP の基本情報
- 金額
- 19,440円
- 仕様
-
・カラー:グレー
・サイズ:280 x 280cm
・重量: 約500g
・主素材:30Dシルナイロン
・付属品:ガイライン6本、スタッフバッグ
NINJATARP 利用シーン
mw_noriさん
落ちている木をうまく使った設営でワイルドさもアップ!自然の中に溶け込むカラーリングもカッコいですね。
Shingo Satoさん
専用ポールもトレッキングポールもいりません。アイデアと気合次第でどんな状況だって張れるんです。そう、それがNINJA TARP!
t.e.2.zさん
おわりに
500mlのペットボトル1本ぐらいの重さで、しかもトレッキングポールで自立するニンジャタープは、特にクライマーにおススメのアイテムです。
たとえばこんなときに大活躍。
・山で急なビバーグをしなければならなくなった
・稜線で雨宿りをしたい、雨をよけながら食事をしたい
・テント泊のとき、キャンプ指定地でちょっとした日陰を作りたい
ファミキャンで利用するなら、ちょっとした荷物置き用にしたり、お子さんの専用タープにしてみては? お子さんたちと共同であれやこれや、色々な張り方を研究してみるのも楽しいですね!