はじめに
これまで「寒い冬は自宅で自作ギアに挑戦!」シリーズとして
第1弾「まずは手軽に作れるものから作ってみよう」
をご紹介してきました。
最終章の第3弾では「自分のやりたいスタイルを自作で実現」というテーマでお伝えしたいと思います。
これまでの2回は簡単に製作できるギアをメインに紹介してきましたが、今回は自分のやりたいスタイルを実現するために、いくつかの機能を兼ね備えた自作ギアをお届けします。
具体的には
- 高さ2段階調節テーブル
- 高さ2段階小テーブル
- キッチンテーブル
です。
まずは、3つのギアをご紹介する前に「自分のかなえたいスタイル」について少し述べさせていただきます。
一般的にはどのようなキャンプを楽しむかによってスタイルは決まりますが、私の場合
- タープ下・・・ロースタイル
- 2ルーム内・・・ロースタイル&お座敷スタイル(グランドスタイル)
- テント内・・・お座敷スタイル
で過ごします。
従いまして、「ロースタイル&お座敷スタイル」の2つのスタイルでキャンプを楽しんでいるということになります。
それ以外には高めのハイスタイルなどあり、キャンプスタイルと高さは密接に関わっています。
そして私の場合、「ロースタイル&お座敷スタイル」の両方に使えるテーブルが欲しいということになりました。
でも市販品には、そのようなテーブルはなく、ないならば作ろうとなりました。
皆さんも、自分のやりたいスタイルを思い浮かべていただき、「ないならば作ろう」にチャレンジしてみると、楽しみが増えると思いますよ。
1.高さ2段階調節テーブル
私は自分のスタイル「ロースタイル&お座敷スタイル」を実現するために「高さ2段階調節テーブルを作成することにしました。
さらに、このような機能があればいいなと思う3つの機能を加えました。
その3つの機能は
①高さ2段階調節
高さは、37cm(高い)、26cm(低い)となっており、高いときには、ロースタイルとして焚火テーブルとともに使用します。
また、低いときは、お座敷スタイルとして使用します。
高さは、脚が折りたためる構造になっています
②ビルトインできる棚
テーブルに棚があればいいのにと思われる方は多いと思います。
調味料、ティッシュ、その他小物などをおくことができ、収納時にはビルトインできる棚となります。
③折りたたみ収納
「キャンプ場までの持ち運びをコンパクトに」を実現するために折りたたみを可能とすることで実現しました。
・使用時:横幅70cm×縦幅53cm×高さ37cm(高)、26cm(低)
・収納時:横幅35cm×縦幅53cm×厚さ8cm
・材質 :ヒノキ材(ヒノキの風合いに拘り作成しましたが、材質は他材でもかまいません)
作り方の手順は以下のとおりです。
- サイズに合わせた木材カット
- 木材の面取り
- 高さ調節用の溝ほり(トリマーだと簡単です。私はノミを使用)
- 部品塗装
- ビス打ち、兆番取り付け
2.高さ2段階小テーブル
このテーブルは、1で説明したテーブルの小テーブルとなります。
一般的には、クーラー台として使用していますが、高い状態でサイドテーブル、低い状態でお座敷スタイルで使用できます。
①高さ2段階
・使用時:横幅53cm×縦幅28cm×高さ37cm(高)、26cm(低)
・収納時:横幅53cm×縦幅28cm×厚さ3cm
・材質 :SPF材(材質は他材でもかまいません)
作り方の手順は以下のとおりです。
- サイズに合わせた木材カット
- 木材の面取り
- 高さ調節用の溝ほり(トリマーだと簡単です。私はノミを使用)
- 部品塗装
- ビス打ち
後編に続きます..