【おすすめクッカー】プリムス「ライテックトレックケトル&パン」をレビュー!

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はじめに

プリムスの「ライテックトレックケトル&パン」は、コンパクトで使いやすく、キャンプや登山を趣味とする人に大人気のクッカーです。今回は6年以上愛用している筆者が、ライテックトレックケトル&パンの魅力をご紹介。「初めて買うクッカーを何にしたら良いかわからない」「使い勝手の良いクッカーが欲しい」という人は必見です!

プリムス「ライテックトレックケトル&パン」の概要

サイズ(1.0ℓ鍋)  :内径11cm×高さ11cm
サイズ(フライパン):内径11cm×高さ3cm
重量        :280g
収納サイズ     :直径13cm×高さ14.5cm

プリムスは、1892年にスタートしたスウェーデンの燃焼器具ブランド。近年はアウトドア専用ストーブを開発し、世界の冒険家からの信頼を得ています。ライテックトレックケトル&パンは、プリムスから発売されている定番のクッカーです。

ライテックトレックケトル&パンの特徴の1つが、250サイズのガスカートリッジと小型バーナーを収納できることです。

そのため、持ち運びに便利で、ソロキャンプや登山など荷物をコンパクトにしたいときに最適。収納ケースが標準装備なのもうれしいポイントですね。

ライテックトレックケトル&パンの素材にはアルミが使われているため、重量は280gととても軽量。ガスカートリッジとガスバーナーを収納した状態でも808g(筆者実測)と、1kgを切る軽さでした。この軽さでしっかりとした調理器具が揃うのはうれしいですね!

また、アルミは熱伝導率が高く、燃料の消費を抑えながら早くお湯を沸かせます。そのため、冬のキャンプや標高が高い場所でも、すぐに温かい料理を作れます。

私が使っている小型バーナーは、プリムスの「153ウルトラバーナー」、ガスカートリッジはプリムスの「IP-250Gノーマルガス(小)」です。

153ウルトラバーナーは、コンパクトなのに火力が強く、自動点火装置が付いている優れもの。とても扱いやすい小型バーナーなので、初心者の人にもおすすめです。

プリムスから発売されているガスカートリッジのサイズは、110・250・500の3種類。その中でもライテックトレックケトル&パンにピッタリ収納できるガスカートリッジは、250サイズです。プリムスのガスバーナーは「ノーマルガス」「ハイパワーガス」の2種類。寒い場所や標高が高い場所では、ハイパワーガスの使用が推奨されているので、ご自身がキャンプをする場所に合わせて選んでくださいね。

プリムス「ライテックトレックケトル&パン」の魅力

魅力①汚れに強い

ライテックトレックケトル&パンの魅力の1つ目は、汚れに強いこと。ライテックトレックケトル&パンの表面には「ハードアノダイズド加工」が、内側には「ノンスティック加工」が施されています。

  • ハードアノダイズド加工
グレー系に自然発色し、通常のアルマイト加工よりも厚く硬い皮膜が生成される加工。耐久性が高まるだけでなく、表面に汚れが付きにくくなるためお手入れが楽になるという特徴がある。なお、アルマイト加工とは、耐食性や耐摩耗性の向上を目的として、アルミニウム表面に皮膜を作る加工のこと。
  • ノンスティック加工
フッ素樹脂やシリコーン樹脂でも対応できないような、強力な粘着物の付着を防ぐことのできる表面処理。食材に熱を加える調理をしても、食材が表面にくっつかなくなることが特徴。

私としては、特に内側のノンスティック加工がお気に入り。食材がくっつきにくくなっているので、ご飯やおかずをきれいに食べることができます。また、食材を油なしで調理してもこびりつかず、食後に紙やウェットティッシュで拭き取るだけである程度の汚れは取れます。お手入れが簡単に済むのはうれしいですね!

ただしノンスティック加工については注意点が。空焚きをしてしまったり、フォークなどの先端がとがったもので調理をしたりすると、加工面を痛めて剥離につながってしまう可能性があります。加工面が剥がれた状態で調理をすると、焦げ付いてしまうことがあるようなので、傷をつけないように気を付けてくださいね。

魅力②鍋底に滑り止め加工が施されている

ライテックトレックケトル&パンの魅力の2つ目は、鍋底に滑り止め加工が施されていることです。ライテックトレックケトル&パンの鍋底を見てみると、細い溝があります。この溝が、バーナーのゴトク部分に引っかかり、ゴトクから鍋が落ちづらくなっています

ゴトクの上に置いてあるクッカーは、案外滑りやすいもの。何かの拍子に手が鍋に当たってしまい、鍋がゴトクから落下したら大惨事ですよね。このように細かな工夫が行き届いている点も、ライテックトレックケトル&パンの魅力の1つです。

ちなみに、フライパンには滑り止め加工は施されていません。フライパンで調理をするときには、ゴトクから落下しないよう注意が必要です。

魅力③取っ手が熱くなりにくい

ライテックトレックケトル&パンの魅力の3つ目は、取っ手が熱くなりにくいこと。スキレットなど、キャンプで使うことが多い調理器具には、取っ手のカバーを別で用意しなければならないものも。ライテックトレックケトル&パンの取っ手には、すでにカバーがついているので、わざわざ用意しなくてもOK。このカバーのおかげで、調理直後に素手で持っても熱くなく、火傷の心配がありません

鍋から吹きこぼれて急いで取っ手を持ったとき、手袋をしていないと火傷をしてしまう危険性がありますよね。安全に調理ができる点も、ライテックトレックケトル&パンのおすすめポイントです。

魅力④シンプルなのに用途が広い

ライテックトレックケトル&パンは名前の通り、ケトル(やかん)の機能として注ぎ口がついています。そのため、お湯を沸かしてカップ麺を作ったり、コーヒーを淹れたりするときの使い勝手もバッチリです。

また、ライテックトレックケトル&パンは最大2合までの炊飯も可能

ご飯とおかずを調理して、食後にお湯を沸かしてコーヒーを淹れるといったことが、ライテックトレックケトル&パン1つでできちゃいます。そのため、荷物を最小限にしたい人にもおすすめできるクッカーです。

プリムス「ライテックトレックケトル&パン」の気になる点

気になる点①タフなギアではない

ライテックトレックケトル&パンの気になる点の1つ目は、あまりタフなギアではないことです。ライテックトレックケトル&パンに使われているアルミは、軽さや熱伝導率の高さといった魅力があります。その反面、鉄やチタンと比べると、頑丈さではやや物足りなさを感じます。そのため、硬い地面に落としてしまったりぶつけてしまったりすると、へこみや破損につながる恐れも

また、ライテックトレックケトル&パンを焚き火で使用するときにも注意が必要。細かな火力調整が難しい焚き火では、取っ手に直接火があたることも考えられます。取っ手はラバー素材なので、火に直接あたると、溶けてしまう危険性があります。焚き火で使用する場合は、鍋を端に置くなど、少し工夫が必要です。

気になる点②一度に多くの料理はできない


ライテックトレックケトル&パンはコンパクトな作りなので、ファミキャンやグルキャンなど、一度に多くの料理を作るときには向きません。また、フライパンのサイズは内径11cm×高さ3cmと、とてもコンパクト。そのため、炒め物のように、具材をフライパン内で混ぜあわせたいときには、具材がよくこぼれてしまいます。フライパンは、肉や目玉焼きなどの焼き料理を作るときや、お皿として使うときに活躍してくれますよ!

おわりに


今回は、プリムスのクッカー「ライテックトレックケトル&パン」をご紹介しました。使い勝手がよく、お財布にも優しいので、初めてクッカーを買う人や、サブのクッカーを用意したい人におすすめです。今回の記事を参考に、ご自身のキャンプスタイルに合うクッカーを見つけて、美味しいキャンプ飯を楽しんでくださいね!

→もっとレビューを見たい方はこちら:ライテックトレックケトル&パンのレビューをみる

この記事を書いた人

藤永祐人

エクストレイルt31で車中泊キャンプ
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▫️CAMPIC公式キャンパー
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