寒い冬でも安心!サーマレストのマットレス「ベースキャンプ」を徹底レビュー

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はじめに

冬でもキャンプを楽しみたいけど、寒さで眠れるか心配…。そんなお悩みを持っている人は少なくないかもしれません。冬キャンプの寒さ対策はいろいろとありますが、寝床となるマットレスも防寒には重要です。今回ご紹介するサーマレストの「ベースキャンプ」は、断熱性が高く真冬のキャンプで頼れるマットレス。もちろん冬キャンプ以外でも活躍してくれるので、マットレスをお探しの人はぜひご覧ください。

フィールドでより良い一夜を過ごすために

カラー:ポセイドンブルー
厚さ :5cm
R値 :6.0
重量・使用時サイズ・収納サイズ
 R :重量1140g・幅54×長さ183cm・幅54×直径18cm
 L :重量1530g・幅63×長さ196cm・幅66×直径19cm
 XL :重量1820g・幅76×長さ196cm・幅79×直径19cm

THERMAREST(サーマレスト)は、「フィールドでより良い一夜を過ごすために」をコンセプトにした、マットレスや寝袋などを提供するアウトドアギアのブランド。クローズドセルタイプの「Zライトソル」は、芸人のヒロシさんが使っていることでも有名ですね!

サーマレストのマットは4シリーズ展開されていて、それぞれのシリーズの特徴は以下の通り。

「TREK&TRAVEL」:快適さ・軽量さ・コンパクトさのバランスがとれたシリーズ。
「FAST&LIGHT」:軽量かつコンパクトに収納できる自動膨張式マットのシリーズ。
「CAMP&COMFORT」:アウトドアでも快適な眠りを一番に求める人向け。
「CLOSED-CELL」:耐久性とシンプルさを求める、バックカントリー向けのシリーズ。

今回紹介する「ベースキャンプ」は、CAMP&COMFORTシリーズのマットレス。R・L・XLの3サイズ展開で、体格が大きい人から小柄な人まで対応できるのが特徴です。

なお、CAMP&COMFORTシリーズは、カーキャンプ(車中泊)やファミリーキャンプ、ベースキャンプ(登山を開始するための基地となる場所)などでの使用が推奨されています。筆者は、キャンプスタイルが車中泊であることと、キャンプでも快適に眠りたいという欲求が強かったため、CAMP&COMFORTのマットを選びました。

サーマレストには数多くのマットレスが用意されているので、それぞれのキャンプスタイルや目的に合わせて吟味してみてくださいね。

自動膨張式だから準備がスムーズ

キャンプ用のマットレスの種類は様々ありますが、寝心地と準備の手軽さを両立したい人には自動膨張式がおすすめ。自動膨張式のマットレスは、ウレタンフォームが元の形状に戻る性質を利用し、自動で空気を吸い込み膨張するのが特徴です。

ベースキャンプは自動膨張式のマットレスであるため、バルブを操作するだけで自然と膨らんでいきます。ある程度まで膨らんだところで、好みの固さになるまで自分の息かポンプサックで膨らませ、バルブを閉めれば寝床の準備は完了。ベースキャンプのバルブには逆流防止弁が付いているので、入れた空気が抜けていく心配はご無用です。

ベースキャンプのバルブはグローブをしたままでも操作しやすい構造だったり、就寝時に邪魔にならない位置に設置されていたりと、細かい部分にまで配慮されているので使い勝手もバッチリ

ただし、取扱説明書には「氷点下で使用する場合には呼気は使わずポンプサックを使用すること」と書かれています。呼気で膨らませると中身が凍結し破損につながるようです。冬用のマットレスとしてベースキャンプを検討している人は、ポンプサックも準備しておくと安心ですよ。

厚さ5cm&抜群の断熱性で寝心地バッチリ

ベースキャンプの厚さは5cmと、キャンプ用マットレスの中では厚め。パンパンになるまで膨らませれば、地面の凹凸をほとんど感じないので、キャンプや車中泊でも快適な寝床を確保できます。

また、ベースキャンプは断熱性が高いことも特徴。断熱性を表すR値は6.0と、北極などの極寒の地でも使用できるほど(詳しくはサーマレストの公式ホームページ内の動画を参照)。筆者は痩せ型で寒さに弱いですが、冬のゲレンデ近くで車中泊をしたときでも、底冷えを感じずに朝までぐっすり眠ることができました。

R値の参考地は以下の通り。この数値はあくまでも目安で、寒さの感じ方は人それぞれ。寒さが苦手な人は、R値が高めのマットを選ぶと安心ですよ。

2.0未満:心地よい夏の条件下での使用に適している
2.0以上:真夏と真冬の間に使用(3シーズンモデル)
4.0以上:雪の上や寒い環境下
6.0以上:北極などの極寒の地
(参考:サーマレストの公式ホームページ内の動画)

スタッフサック付きで持ち運びが楽チン

ベースキャンプにはスタッフサックが標準装備。収納時でも大きめサイズのベースキャンプですが、このスタッフサックのおかげで持ち運びは楽チン。駐車場からサイトまで離れているキャンプ場でも問題なしです。

また、ゆったりとしたサイズのスタッフサックなので、一生懸命畳んで押し込むといった大変さとは無縁ですよ。

体格に合わせて選べるのも嬉しいポイント

冒頭でも少し触れましたが、ベースキャンプは3サイズ展開。一番大きいXLは、幅76×長さ196cmと広々設計なので、大きい体格の人でも安心して使えますね。

また、一番小さなRでも54×183cmとゆったりとしたサイズ。小柄の人にも広いスペースでゆっくりしたい人にもおすすめできます。

気になる点:荷物をコンパクトにしたい人には向かない

ベースキャンプは厚手で広々としている反面、収納時にかさばってしまうのが唯一の気になる点。筆者が持っているシートゥーサミットの「キャンプマットS.I」と比べると、大きさの違いは一目瞭然です(写真はLサイズのベースキャンプと、レギュラーサイズのキャンプマットS.I)。

ベースキャンプは、一番小さなRサイズでも収納時サイズは54×18cmと、かなりの幅をとります。そのため、ツーリングでのキャンプや公共交通機関で移動する人など、荷物をコンパクトにしたい人にはおすすめできません。

荷物をコンパクトにしたい場合は、前述したFAST&LIGHTシリーズがおすすめ。FAST&LIGHTシリーズは軽量かつコンパクトに収納できる自動膨張式マットのシリーズ。登山者やクライマーに推奨されているシリーズなので、バックパック1つでキャンプに出かける人にピッタリです。

自動膨張を待てない人にはクローズドセルタイプがおすすめ

前述した通り、ベースキャンプは自動膨張式マットレス。比較的簡単に寝床の準備が整いますが、膨らませる手間も省きたいという人もいるでしょう。

マットレスを膨らませる手間も省きたいという人には、クローズドセルタイプがおすすめ。サーマレストのクローズドセルタイプには、折りたたみ式とロール収納式がありますが、どちらも広げるだけで準備が完了します。アルミ蒸着加工がされているタイプであれば断熱性が高いので、寝袋との組み合わせ次第では、冬でも使用できますよ。

まとめ

今回は、サーマレストのマットレス「ベースキャンプ」をご紹介しました。ベースキャンプは、1年を通してキャンプでも快適に眠りたいという人にはかなりおすすめのマットレスです。

また、記事中でもたびたびご紹介しましたが、サーマレストには多くの種類のマットレスが用意されています。今回の記事を参考に、お気に入りのマットレスを見つけて、キャンプの夜を快適に過ごしてくださいね。

この記事を書いた人

藤永祐人

エクストレイルt31で車中泊キャンプ
▫️キャンプブログ
▫️CAMPIC公式キャンパー
▫️#神奈川 #横浜

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