シアトルスポーツのソフトクーラー「フロストパック」を徹底レビュー!

このページの項目

はじめに

クーラーボックスはキャンプに欠かせないギアの1つ。ただ、かさばって保管場所に困った経験は、多くの人がしているのではないでしょうか。そこで今回は、ソフトクーラーの定番とも言える逸品、シアトルスポーツの「フロストパック」をご紹介。フロストパックは折りたたんで使えるだけでなく、保冷力や強度も兼ね備えたソフトクーラーです。これからクーラーボックスを買おうと思っている人や、サブのクーラーボックスを検討している人は必見ですよ!

シアトルスポーツのソフトクーラー「フロストパック」

シアトルスポーツは、その名の通りアメリカのシアトルで設立されたメーカー。可愛らしいペンギンのロゴを見たことがある人は、多いのではないでしょうか。

シアトルスポーツのソフトクーラーは「フロストパック」という製品名で売り出されています。カヤックでの遠征を想定して開発されたフロストパックは、保冷力はもちろん、水濡れや強度にもこだわって作られているのです。

フロストパックは4サイズ展開

フロストパックは、12qt・23qt・25qt・40qtの4サイズ展開。数字の後ろについている「qt」は容量を示す単位で、読み方は「クォート」。1qtは0.946リットルとされています。

12qtはソロキャンパー向け、23qtはソロキャンパーやデュオキャンパー、25qtや40qtはファミリーやグループ向けといったところ。

筆者(ソロキャンパー)が使用しているのは、23qtのフロストパック。23qtの容量は約21リットルで、2リットルのペットボトルが6本、500mlのペットボトルであれば12本入る大きさです。ソロキャンプであれば12qtでも十分ですが、食材を多く買ってキャンプ飯を楽しむために、少し大きめのサイズを購入しました。

各サイズのスペックは以下の通り。

12qt
価格   :5,720円(税込み)
重量   :680g
容量   :約11.3リットル
サイズ  :高さ29.2×幅20.3×奥行20.3cm
23qt
価格   :6,600円(税込み)
重量   :800g
容量   :約21リットル
サイズ  :高さ29.2×幅33.0×奥行22.8cm
25qt
価格   :7,480円(税込み)
重量   :1496g
容量   :約23.6リットル
サイズ  :高さ20.3×幅48.2×奥行27.9cm
40qt
価格   :9,460円(税込み)
重量   :1542g
容量   :約37.8リットル
サイズ  :高さ30.4×幅48.2×奥行27.9cm

シアトルスポーツ「フロストパック」の魅力

素材はソフトでも保冷力はバッチリ

ソフトクーラーだからといって侮るなかれ。フロストパックの保冷力は抜群です。

それもそのはず、シアトルスポーツの公式サイトによると、2019年のリニューアル時に断熱層を1枚から2枚へとグレードアップし、保冷力をアップさせたとのこと。

筆者がソフトクーラーの保冷力を試した日は、最高気温が約19℃。涼しい時期ではありましたが、ソフトクーラーに板氷をセットして13時ごろからキャンプを開始しました。ちょうど24時間後にソフトクーラーの中の板氷を確認すると、しっかりと形が残っているではありませんか。

フロストパックの中に入れていた食材もしっかりと冷えていたので、メインのクーラーボックスとして使っても安心の保冷力です。

ショルダーストラップの使い心地が秀逸

フロストパックは保冷力だけではなく、ショルダーストラップの使い心地にも注目です。

ショルダーストラップのラバー部分の硬さが絶妙で、たくさん食材を詰め込んで重くなっても、肩に食い込まず痛くなりません。また、ラバー素材なので滑ることがなく、安定性も抜群。これなら駐車場からサイトまで離れたキャンプ場でも、安心して運べます。

ただしこのショルダーストラップ、12qtと23qtにのみ装着されているとのこと。個人的には、たくさん食材を入れて重たくなりがちな40qtにもショルダーストラップを装備してほしかった…。ショルダーストラップの使い心地を味わいたい人には、12qtか23qtのソフトクーラーがおすすめですよ。

カラーバリエーションが豊富で迷っちゃう!

フロストパックのカラーは、ブルー・レッド・イエロー・ホワイト・タン・ブラックの6種類。ご自身のサイトの雰囲気に合わせて、好みの色を選べるのが嬉しいポイント。

筆者が選んだソフトクーラーはタン。タンはベージュのような色で、キャンプサイトに馴染みやすい印象です。ペンギンのロゴが可愛いだけでなく、カラーバリエーションも豊富とは、シアトルスポーツのデザインセンスに脱帽です。

使い終わったらコンパクトに収納

ソフトタイプのクーラーボックスは、使い終わったあとに畳んで収納できることが最大の魅力。フロストパックももちろん折りたたんで収納することが可能です。ハードタイプのクーラーボックスでは、自宅での収納場所に困ってしまうこともありますよね。

折りたためることのメリットは、収納するときだけではありません。連泊のときや、多くの食材を買い込むときのサブのクーラーボックスとしても優秀です。

食材が多いときにはフロストパックも使いつつ、食材が少なくなってきたときにはメインのクーラーボックスへすべて移し、ソフトクーラーは折りたたんでお役御免、といった使い方も◎。すでにハードタイプのクーラーボックスを持っている人は、サブとしてフロストパックの購入するのもアリです。

水辺のアクティビティが好きな人にもおすすめ

前述した通り、フロストパックは水濡れや強度にもこだわって作られたソフトクーラー。具体的には、ウェビングテープ(ストラップのゴム以外の部分)の素材に、ポリエステルを使用していることが特徴です。

一般的なソフトクーラーでは、ナイロン製のウェビングテープを使っていることが多いとのこと。ナイロン製のウェビングテープは、軽量で伸縮性に優れている反面、水を吸収すると重くなり、少しずつ硬くなり劣化してしまうという弱点も。

一方でポリエステルは水を吸収しないため、水濡れによる劣化が起こりにくいのが特徴。フロストパックは、水辺でのアクティビティとの相性を考え作られているため、釣りや川沿いでのキャンプが好きな人にはピッタリのソフトクーラーなのです。

また、シアトルスポーツではフロストパック以外に、キャンプ用のシンクや折りたたみ式のバケツも発売されています。水辺でのアクティビティに強いブランドコンセプトを活かした、機能性の高い製品です。

特に大型のシンクは、海で泳いだあとにシンクの中で着替えれば、足元を汚さずに着替えられる優れもの。水辺でのアクティビティが好きな人は、キャンプ用のシンクもあわせてチェックしてみると、お気に入りの製品に出会えるかもしれませんよ。

シアトルスポーツ「フロストパック」の気になる点

強度ではハードタイプのクーラーボックスに軍配

シアトルスポーツのソフトクーラーの弱点は、なんといっても「ソフト」な作りであること。ソフトであるがゆえに、上に重たいものを乗せることができません

ハードタイプのクーラーボックスでは、上に物を乗せたり、場合によっては人が座ったりすることができるタイプもあります。頑丈なギアがお好みの人は、ハードタイプのクーラーボックスを選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は、シアトルスポーツのソフトクーラー「フロストパック」をご紹介しました。ソフトな見た目とは裏腹に、ハードな使い方でも安心のフロストパック。メインのクーラーボックスとしても申し分ない機能です。

これからクーラーボックスを新調しようと考えている人は、今回の記事を参考に、フロストパックも検討してみてくださいね。

この記事を書いた人

藤永祐人

エクストレイルt31で車中泊キャンプ
▫️キャンプブログ
▫️CAMPIC公式キャンパー
▫️#神奈川 #横浜

藤永祐人さんの記事

【インタビュー】車だって立派なテントだ!車中泊キャンプの魅力に迫る。

2020.07.27

温泉地箱根のキャンプ場!Fun Space芦ノ湖キャンプ村レイクサイドヴィラの魅力をご紹介

2021.08.31

美しい道志川が魅力!青野原野呂ロッジキャンプ場を徹底レビュー

2021.08.31

【おすすめアウトドア用箸】モンベルの「野箸」はスタイリッシュで使い勝手も◎

2021.09.03

【おすすめクッカー】プリムス「ライテックトレックケトル&パン」をレビュー!

2021.09.28

【おすすめキャンプ場】蜂花苑ミロクキャンプ場をレビュー!

2021.10.03

【焚き火グローブ】ペトロマックス「アラミドプロ300」をレビュー!

2021.10.10

DODのコンパクトなコット「バッグインベッド」をレビュー!

2021.11.30

なみのこ村|小田原のおすすめキャンプ場!絶景ロケーションと4つの注意点をレビュー【写真多め】

2024.11.07

【おすすめキャンプ場】西丹沢大滝キャンプ場をレビュー!

2021.12.08

ユニフレーム「fanマルチロースター」の魅力を徹底紹介!

2021.12.09

屋内でも安全に使える電気調理器!「トラベルマルチクッカー」を徹底レビュー

2021.12.29



ABOUTこの記事をかいた人

CAMPIC編集部

キャンプやアウトドア好きが集うCAMPIC編集部です!
日々テントとアンテナを張りながら色々な情報を収集し発信していきますのでよろしくお願いします。
自分たちの好きな事や物に記事がかたよることもあるかもしれません...
一人でも多くの人にキャンプや外遊びの楽しさを伝えることができれば嬉しいです。