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メスティンの自動炊飯で圧倒的にメジャーなのがエスビットのポケットストーブ。ドイツその他の欧州軍隊でも使用される携行性と信頼性から愛用している人も多いと思います。
そのエスビットと同様に、英国軍で使用されるミリタリークオリティーで軽量コンパクト。エスビットと比べるとデザインがよりシンプルで、しかも風防プレート付きのポケットストーブが今回レビューするBCBのマルチフューエルストーブです。
ギアの見た目は個人の好みの範疇ですが、個人的には無骨さを感じるエスビットよりも、BCBの方がスマートで好み。
更に風防プレートも付くにもかかわらず、価格がエスビットの模倣品よりも安いという点に、少々不安を感じながらの入手でしたが、結果的にはBCBを選んで大正解でした。
これからメスティンで自動炊飯を気軽に始めてみたいという方。
いままでエスビットを使い倒してきて、人と被らない新たなギアに食指を伸ばそうという方。
どちらにもお勧めできるギアです。
エスビットと比較したスペックを記載しておきます。
寸法(縦×横×厚みcm):7.2×11.3×2.5(BCB)※7.7×10.0×2.3(エスビット)
重さ(g):110(BCB)※85(エスビット)
使用可能な燃料:固形/ジェル/液体(BCB)※固形(エスビット)
寸法はBCBの方が少々縦に長いですが、メスティンに入れてみても全く問題ありません。重さもこれくらいの差であれば許容なのでは無いでしょうか。使用可能な燃料は、マルチフューエルストーブと名乗るだけのことはあり複数の選択が可能です。
◆見た目:シンプルでスマート。他人とほぼ被らない。
◆価格:圧倒的に低コスト。
◆風防:少々の風なら3方向からの風を防げる。(風が強い時は周囲を囲む風防と併用すればなお安心)
更に風防プレートがあるおかげで両サイドのフリップが固定されるため、シェラカップで使用する際にも、重量のあるクッカーを乗せてもフリップが倒れる心配が全く無い。
◆燃料:パック型のジェル燃料が使える。
特に最後の点を、個人的に重視しています。
固形燃料を使用されている方はご経験があると思いますが、どんなに個包装されていても固形燃料はアルコール分が蒸発して気化してしまいます。頻繁に燃料使用する方なら問題ありませんが、そうでなければ久しぶりに使用しようとした固形燃料が小さくなっていて、メスティンの自動炊飯には加熱時間が足らなくなる可能性も。
その点、1回分ずつパックされたジェル燃料を使用すれば気化の心配もなく、自分のペースで使用・保存できます。
ジェル燃料や液体燃料に対応するため、燃料を入れるスペースに小さい壁があります。
固形燃料はミリタリー用の白色タイプなら大丈夫ですが、ホームセンターや100均で入手しやすい円形の青色タイプだと入りません。
どうしても円形青色タイプを使用したい場合は、壁を折り曲げて伸ばして平らにする一手間をかける必要があります。
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