まずはじめに、、、
普段キャンプをやられている方もやっていない方も「野営」「野営キャンプ」と聞いて何を思いますか???
私自身、野営キャンプをはじめるまでは「絶対に行かない」「怖い」「サバイバルすぎる」「クマに食べられちゃいそう」「帰ってこれなそう」「そもそもトイレは?」など行きたくない理由がわんさかありました、、、笑
今回は同じように感じている方に少しでも野営の楽しさを知っていただけたらいいなぁと思います。
野営とは何か?
野営とは、キャンプ場などと違い、管理、整備されていない土地でキャンプを個々で楽しむことをいいます。
もともと野営キャンプのルーツをたどると1860年代、米国は南北戦争の時代。ある学校の校長夫婦が生徒達のために2週間の野営生活を体験させたのが記録されているそうです。兵士達が地ベタに寝たりテントで暖をとる行動に生徒達が憧れていた事から、野外に連れ出し野営生活をさせることはとてもいいことだと思ったそうです。その後20年に渡り、この野営生活体験は続けられ1890年代以降、各地に「キャンプ」というものが広がっていきました。
日本では1916年にボーイスカウトの13人がキャンプをした証として琵琶湖畔の雄松岬には「日本ボーイスカウト初野営の地」の記念碑が建てられています。
現代でも「キャンプ」という名はついていませんが、それぞれの地域にて林間学校的な子どもたちの行事が行われていますよね。自然に恵まれた場所に仲間同士でお泊まりに行き、共同生活体験の場としての機会を作っています。私も小学校の頃に飯盒でご飯を炊いたりカレーを作ったり、仲間同士協力し自分達の力で山中を迷路のような形でゴールまで辿り着くという経験をしました。
キャンプ場と何が違う?
キャンプ場とは
キャンプ場とは一般的に有料で、テントやタープを張り、トイレ、水道(お湯の出る水道も少なくありません)を借りられる施設です。すごいことに今は手ぶらで行ってもテント、タープ、シュラフ、コンロ、お肉などなど様々な物のレンタルができる施設もあります。
キャンプ場にも種類があり、、、
- オートキャンプ=車を自分のテントサイトまで乗り入れできる。
- フリーサイトキャンプ=好きなところに設営できるスタイル。
- 区画サイトキャンプ=一組ごとにしっかりと区画が確保されてある。
- グランピング=テントが既に用意されており、中には寝具、テーブル、椅子などが完備されている。
といったキャンプ場があります。
キャンプ場は直火NGの場所が多く、直火可のキャンプ場はとても少なくなりました。地面にダメージをあたえないためにも、焚き火台を使うことがマナーになってきています。
そしてキャンプ場にはとても多い芝。寝心地は抜群ですし、何より設営する際のペグの刺さり問題、これも悩みません。芝はテントが汚れることなく設営撤収もできてしまうので人気ですね。
キャンプ場のトイレに関しても水洗式のものが多くなってきました。たまに汲み取り式のトイレもありますので、気になる方は事前に確認してから行った方がいいでしょう。
シャワーや温泉もあるキャンプ場もあります。予約制だったり時間制限などがあるのでここも確認してから行くべきですね。
そして案外大事なポイント、売店!!多くのキャンプ場に売店が併設されています。ちょっと忘れ物をした時などとても助かります。我が家もキッチンペーパーや薪などを購入したことがあります。薪などはホームセンターで購入した方がお得かどうか、お値段なども調べてから行った方が良さそうです。
野営とは
そしてここからは野営キャンプのお話、、、。まず皆さんが1番気になっている点。
トイレ事情!!!
女性も男性もトイレがあるに越したことはないですよね笑 トイレはない方がいいなんて方は探してもなかなかいないでしょう。いくつか方法があります。覚悟してご覧ください笑
まず1つ目。
地面に30センチ程穴を掘り排泄します。終わったらトイレットペーパーを焼き、燃え尽きたら穴を埋め戻します。
そして2つ目。
Amazonなどで簡易トイレなどがあります。種類も様々あるので一度は見てみてもいいかもしれません。これはキャンプだけでなく災害などのときにも使用できるので持っていて損はないですね。
3つ目。
ポータブルトイレがogawaから発売されています。トイレ用テントはキャプテンスタッグから。
まだまだ調べたらたくさんあるかもしれません。しかし野営キャンプに行く際はあまり大きなものだと困ってしまうので、1つ目、2つ目がやはりいいのかなと思います。
野営は危険な野生動物との遭遇も一般的なキャンプ場と比較してみるとはるかに確率が高くなります。命をおとす可能性もゼロではありません。
我が家ではパパが1人で野営キャンプへ行くと、娘が泣きます、、、笑 まだ小さいのですが「パパがくまに食べられちゃう」「パパが雷にうたれちゃう」「パパが川に流されちゃう」「パパ寒くて死んじゃう」、、
せっかくのソロ野営キャンプが悲惨すぎるよ、、、笑 といつも私は笑ってしまいますがその可能性もゼロではないですよね。
野営では何があっても「自己責任」で、自分で色々回避したり工夫したりします。一度やってみたいけど勇気がないという方はまずは仲間と行って練習をするといいと思います。
野営キャンプの醍醐味
「不便を楽しむ」と言うように、野営キャンプは不便だらけです!笑 水道はない。トイレもない。コンビニもない。電気もない。普段ぬくぬくとこたつに入りぐーたらしている専業主婦の私がなぜこんなに野営にはまったのか、、、不便以上の魅力があるからですよね。
まず予約なども必要なく、好きな日、好きな時間に気が向いたら行けるところがとても素敵です。キャンプブームの今、キャンプ場だとなかなか予約がとれなかったり、何ヶ月も前から予約をとっておかないといけなかったりと悩ましいです。
野営キャンプは場所取り合戦もありませんし、混雑もしませんので1人静かに自分時間を楽しめます。行ってから帰る時までのんびりとした時間が流れます。チェックイン、チェックアウトの時間も気にせずキャンプギアをあわてて片付けたりすることもありません。そしてテントを張るのに適した場所などを探すのもキャンパーの探究心を存分にくすぐられます。
また、キャンプをしよう!となるとキャンプ場の利用料が必ずかかりますよね。野営キャンプはいつでも無料!!!少しでも出費を抑えたいキャンパーにはもってこいだと思います。
あとは何より自然の音を感じられます。川の流れる音、鳥のさえずり、風の音、何からも誰からも邪魔されません。逆に自分も気にしなくてオッケーだと思います。薪割りの時間などもやりたい時にやればよし。ご飯も作りたくなったら作ればよし。ブッシュクラフトをして楽しむのもよし。全てが自分時間で進めることができます。
あとは火の扱いなどは最善の注意をしながら楽しむことが重要です。灰や燃えカスは全て持ち帰るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ルールを守りながら野生動物、自然環境などには充分考えながらでも充分に楽しめると思います。今年こそは!と思っている方!!サバイバル感たっぷりな野営キャンプを経験していただきたいです!!