タフな環境でも安心!LEDランタン「ルーメナー2」を徹底レビュー

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はじめに

キャンプなどのアウトドアでは、雨が降ったり風が強かったりと、必ずしも天気が良いとは限りません。今回ご紹介する「ルーメナー2」は、どんな環境でも安心して使える、タフなLEDランタンです。ほかのルーメナーシリーズと同様に、圧倒的な明るさも健在。キャンプのメインランタンをお探しの人は、必見ですよ!

シリーズでもっともアウトドア向けな「ルーメナー2」

サイズ    :129×75×22.7mm
重量     :280g
明るさ    :100~1500lm
バッテリー容量:10000mAh
色温度    :昼光色、昼白色、電球色
連続点灯時間 :8~100時間
充電時間   :約5時間
防塵・防水規格:IP67

圧倒的な明るさで一躍有名になったLEDランタン「ルーメナー」。2021年12月現在、ルーメナーシリーズには従来型の「ルーメナー7」、アウトドア仕様の「ルーメナー2」、最新版の「ルーメナープラス」の3種類が発売中。

今回ご紹介するルーメナー2は、3種類の中でもっともアウトドア向けの作りとなっています。

どのような点がアウトドア向けかというと、防塵・防水機能が高いというところ。防塵・防水規格は驚異のIP67なのです。

そもそも防塵・防水規格って何?という人に向けて簡単に説明すると、防塵は6段階、防水は8段階に設定された規格のこと。「IP〇△」と表示され、〇の部分に入る数字が防塵等級、△の部分に入る数字が防水等級を表しています。

ルーメナー2はというと、防塵は6段階ある中の最高段階の6で「粉塵の侵入が完全に防護されている」性能。防水は8段階の中の上から2番目の7で「規定の圧力、時間で水中に没しても水が侵入しない」性能とのこと。

風で砂ぼこりがまったり、強い雨が降ったりしても、ルーメナー2は平気なのです。

ランタン本来の灯りも充実

ルーメナー2の最大の明るさは1500lm(ルーメン)。明るいを通り越してまぶしいほどです。

明るさは4段階に調整が可能で、少し手元が暗くなってきた時間帯から深夜までしっかりと対応してくれます。段階1や2でも十分な明るさを確保できるので、ソロキャンプでは段階1や2がおすすめ。ファミリーやグループでのキャンプなど、広い範囲を照らしたい場合は3~4が良さそうです。

ただ、筆者個人の感想としては、段階3と4の間に明るさの違いをあまり感じませんでした。実際に使ってみると、段階3の時点でまぶしいほどの明るさなので「1500lmはどれぐらいの明るさなのだろう!」と期待しますが、大きな変化はなし。かなり広々とサイト設営をしていない限り、段階2や3で充分です。

より明るさを求めたい人は、最新版のルーメナープラスが最大光量1800lmなので、そちらを検討してみるのも良いかもしれません。

ルーメナー2は明るさだけでなく、昼光色・昼白色・電球色の3種類の色温度を楽しめることも魅力の1つ。本体側面の電源スイッチを2秒間長押しすると色温度を変えることができ、昼光色→昼白色→電球色の順番に変化していきます。明るさは保ったまま色温度を変化させることができるので、自分のサイトにあった光を探してみるのも楽しいかもしれません。

そして驚くべきことに、ルーメナー2は緊急SOS信号モードも搭載。電源ボタンを約5秒間長押しすることで、国際遭難SOSモールス信号パターンの点滅を自動で行ってくれます。SOSを出すような場面には遭遇したくはないですが、万が一のことを考えると必要な機能かもしれませんね。

使い勝手の良さも抜群

本体の背面にはルーメナーのロゴが印字されています。ただのカッコ良いロゴかと思いきや、付属品のマグネットフックを取り付けられちゃうのです。

マグネットフックの注目すべきポイントは、テントやタープを挟んで使える点。

強力なマグネットなので、ランタンを引っ掛ける場所がないテントや、タープ内を照らしたいときに、生地の外側からマグネットで挟んで使用できます。

ロゴにはまだまだ秘密が。ロゴの横は折りたたみ式の取っ手になっているのです。

取っ手は90°付近まで持ち上げることが可能で、内側はギザギザになっています。このギザギザが優秀で、ランタンスタンドや付属のカラビナと合わせて使うことで、微妙な角度の調整が可能に。

また、取っ手の持ち上げる角度によってはスマホリングのように使えるため、テーブルや地面に置くことも可能。LEDランタンを複数台所有している人であれば、テント内での間接照明のような役割として使うのも良さそうですね!

モバイルバッテリーとしても優秀


ルーメナー2はモバイルバッテリーとしても使えます。どこまで使い勝手が良いのでしょうか…。

バッテリーの容量は10,000mAh(ミリアンペアアワー)。スマートフォンであれば、1回の充電に約3,000mAhを要するので、ルーメナー2は約3回の充電ができる容量です(機種によって充電に要する容量は異なるので、あくまでも目安です)。

また、ルーメナー2の出力は2.4A(アンペア)。出力は充電の速度に関係し、数値が高いほど充電速度が速いモバイルバッテリーということになります。近年は急速充電に対応したガジェット類が増えており、2.0A以上の出力に対応したモバイルバッテリーを選ぶことが推奨されていまが、ルーメナー2はバッチリ対応。

ルーメナー2はモバイルバッテリーとしても優秀な部類に入るので、ツーリングキャンプなど、荷物を極力少なくしたい人にはかなりおすすめです。

三脚に取り付けられるネジ穴まで

ルーメナー2にはネジ穴もあるので、三脚に取り付けて使用することも可能。キャンプの様子を動画で撮影する場合、夜間の撮影には照明が必須。YouTubeに動画をアップするなど、本格的にキャンプ動画の撮影している人には嬉しい機能かもしれませんね。

付属品も魅力的

ルーメナー2は付属品も魅力的。付属品は充電コード・カラビナ・マグネットフック・取扱説明書に加え、本体とこれらを収納できるケースです。

収納ケースはルーメナーのロゴがプリントされた重厚感のあるデザイン。本体のマットな質感と相まって、洗練された印象です。ケースはオシャレなだけでなく、本体を収納できるスペースと、その他の付属品を収納できるスペースに分かれていて使い勝手も◎。キャンプギアにもオシャレさを求める人には嬉しいポイントです。

価格は高いですが納得のお値段

ここまでかなり多くの魅力を上げてきましたが、ルーメナー2の気になる点といえば価格。税込みで16,280円と、安いとは言えないお値段です。ただ、これだけの充実した機能であれば、納得のお値段と言えるでしょう。

まとめ

今回はルーメナー2をご紹介しました。

圧倒的な明るさだけでなく、アウトドアシーンで安心して使えるルーメナー2。お値段は張りますが、使えば納得すること間違いなしです。今回の記事を参考に、お気に入りのランタンを手に入れてくださいね。

この記事を書いた人

藤永祐人

エクストレイルt31で車中泊キャンプ
▫️キャンプブログ
▫️CAMPIC公式キャンパー
▫️#神奈川 #横浜

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