OPTIMUS No.8Rをメンテナンスしてみよう【もりふうみの徒歩キャン日記】

このページの項目

 

こんにちは!キャリーバッグでキャンプする大学生もりふうみです。

前回、キャンプ友達べしちゃんのアンティークギアOPTIMUS No.8Rのメンテナンスのためにスター商事さんにお邪魔した私たち。

べしちゃんとアンティークギアOPTIMUS NO.8R【もりふうみの徒歩キャン日記】

2018.04.11

今回はべしちゃんが手取り足取り教わりながら、実際に行ったメンテナンスの様子をお届けしていきます。

OPTIMUSを分解してみよう!

まずこのガソリンタンクとバーナー部分を取り出して

Petromaxの研磨剤でタンク部分を磨いていきます。根気よくゴシゴシゴシ…

くすんでいた部分がピカピカになりました!いい感じに輝いています。

燃料の吸収効率をアップさせよう!

続いてすべてのネジを緩めて、タンクからガソリンを吸っているネズミのような部品を取り出します。

左が新品、右が取り出したもの。下のフサフサはウイックといって、ガソリンを吸収する綿。この状態でも右の古い方は綿がダマになっていて、吸ガソリン性が悪いのですが、

さらにウイックをペンチでズボボボっと引き抜くと先っぽが炭化していて真っ黒に!これではうまくガソリンが吸えず、安定した燃焼ができないそうです。

黒ずんでいたネズミくんも、タンク同様よく磨いて、

新しい綿を取り付けました。いかがでしょう!新品と見紛うほどの、この仕上がり!ぐんぐん燃料を吸ってくれそうです。

ついでにプレヒートで黒ずんでいた余熱皿も、炙って磨いてきれいにしました。

オイル漏れをなおしてみよう!

さらに細かいところ、燃料タンクの給油口キャップを外してカスカスになっていたゴムパッキンを入れ替えます。これで燃料漏れの心配もなく、バックパックに入れられるようになりました。

いよいよ燃焼テスト!

そして、こちらが生まれ変わったOPTIMUSの中身!光沢はありながらも、経年劣化の渋さがたまらない仕上がりになりました。

燃焼テストをしてみると、均等にチューリップ型の火が経ちました。しかもきれいな青い炎…。これまでお湯を沸かすのに何十分もかかっていましたが、これならあっという間にパスタが作れそうです。

外箱にすべて収めたら完成!タンクカバーとバーナーセット(火が出る頭の部分)も新品に交換していただきました。

おわりに

今回、40年の時を経て、美しくよみがえったOPTIMUS No.8R。難しい機構を使わない単純構造のギアは、こまめにメンテナンスしてあげれば、何十年も使っていけるもの。メンテナンスの仕方をしっかり覚えたので、べしちゃんはこれからも大事に使っていけるはず!おそらく、孫子の代まで……。

見えるところだけでも研磨剤で磨いてあげると、見違えるような輝きを取り戻します。お手持ちのアンティークギア、1つ磨いてみませんか?…凝りだすと止まりませんが!

 



PR