【周りと差をつける】MSRの魅力とオススメキャンプギア5選!

このページの項目

MSRとは

私がキャンプをするにあたって強い憧れをいだき、持っておきたいブランド。それがMSRです。

MSRはテント、タープ、ストーブ、クッカー、アクセサリー、スノーアイテムなどの多彩なアイテム展開をする総合的なアウトドアブランドです。軽量性と機能性を兼ね備えたキャンプギアだけでなく、独特のカラーリングと美しいデザインに魅了されてしまう魅惑的なブランドだと思います。

登山用として用いられることが多いMSRですが、近年はアウトドアブームから登山家だけでなくキャンプの際にも使用されることが多くなってきました。洗練されたデザイン思想に裏打ちされた美的デザインは、キャンプサイトでも異彩を放ち周囲と差をつけること間違いなしです。

今回はMSRのキャンプギアを、テント、ストーブ、クッカー、アクセサリーに分けて5選ご紹介したいと思います。今回紹介するものはあまりお手入れにも手が掛からずに長持ちするものばかりなのでオススメです。

キャンプ初心者から熟練の登山家、ファミリー層からミニマリストまですべての方の参考になれば幸いです。

MSRオススメギア5選

ここからは私が実際に使用しているおすすめのMSRのキャンプギアを5つ紹介したいと思います。

①テント:フロントレンジ オリーブ

MSRのテントと言えばドーム型のシルエットが多い中、私がおすすめしたいのはこのティピー型シェルターです。

商品詳細
サイズ:274×274×162㎝
収納サイズ:30×13㎝
重量:910g 最小重量(フライのみ)740g
カラー:オレンジ、オリーブ(2021年廃盤)
ドアの数:1
フライ素材:30Ð リップストップナイロン
耐水圧:1,200㎜ エクストリームシールドポリウレタン&コーティング
付属品:フライシート、ペグ、ポールストラップ
   ※ポール、ガイラインの付属はありません。
    ポールはテントポールまたは2本のトレッキングポール、ガイラインは4本必要
生産国:Made in China

最大4名まで使用可能と記載がありますが、私の印象は1人~2人で広々と快適に使用できるサイズ感であると思います。コットやマットを2つ使用しても中で過ごせる空間を確保できます。もちろんタープなど使用し寝るだけであれば、4人やご家族での使用も可能と考えます。

オススメ点①生地と作りへのこだわり

通常のMSRのテントであれば、数年使用した際、フライシートの加水分解や独特の匂いがします。しかしこのフロントレンジは、生地の繋ぎ目や縫い目の防水性を高めるためのシームテープ加工をしていません。

通常の多くのテントや他のMSRテントであれば、繋ぎ目や縫い目から水が入らないようにシームテープ加工が施されており、これが経年劣化をさせテントの寿命を短くしてしまうことや異臭を発生させてしまうという課題がありました。

フロントレンジはこの問題を解決するために、エクストリームシールドシステムという新しい作りを採用しました。シームテープを無くすことで、防水性を高めながらもテント寿命を約3年延ばすことに成功したと言われています。さらに軽量化が実現、またフライシートを広げる際に内側同士がべたつくことがなく快適に設営や撤収ができることにもつながっています。

オススメ点②テントがキレイに張りやすい

ティピーテントはポールの高さにより徐々にフライシートが伸びてきます。ピンッと張ったつもりが徐々に時間が経つことや濡れることでシワが出てくることや歪むこともあります。設営が簡単ながらこの点が自立型のテントと違ってキレイに張る難しさがあります。

テントよって四隅はループ状のみになっているテントもありますが、フロントレンジはテンションコードになっているためテンションをかけながら修正することが可能であり、ピンッとキレイに張ることが可能です。キレイに張ることで、その構造から抵抗を受けにくく風にもとても強いテントになります。

オススメ点③テントの高さを変えられる

フロントレンジにはポールストラップが付属し、トレッキングポール2本を接続して1本のポールにすることができます。私の場合はトレッキングポール2本または1本の伸縮性カーボンポールを使用します。ともに別売りとなってしまいますが、先ほどのテンションコードの機能と合わせることで概ね様々なポールに対応できます。

例えばパンダテントやサーカスTCはポールの高さが予め決まっています。オガワのタッソは高さが変わるとテントの形も変化してしまい張り直しが必要です。私の持っているYOKATIPIは4段階で変更できますが、低くすると若干の緩みが出てきてしまいます。

フロントレンジは風などの気象条件によりテントの高さを10cm程度自由に変えられたり、テントスカートがないため冬場などの寒さが気になる際はポールを低めに設定することで、地面との隙間が埋まり冷気の侵入を最小限に防ぐことも可能です。

フロントレンジは別売りでインナーテントとしてバグシェルターが発売されているため、夏などを快適に過ごすために購入を検討されても良いかもしれません。ティピーテントはテント内やテントサイトを自由にレイアウトできる楽しさがあるため、細かなところにこだわりを感じるMSRのフロントレンジはオススメなテントの1つです。

②ハンマー:ステイクハンマー

打ちごたえがありながらも軽量なハンマーがあったら設営もだいぶ楽になりますよね。そのようなハンマーを探している方にはステイクハンマーがオススメです。

商品詳細
サイズ:28.5㎝
重量:312g
材質:ステンレス、アルミ
生産国:Made in Taiwan

ヘッドがステンレスで頑丈さがありながらも、ハンドル部分はアルミを使用したことで軽量さにもこだわりを感じるハンマーです。またヘッドの形状が平らであり重さもあることで、ヘッド部分を下に立てて置いておくことも可能です。ガイライン付きであることで吊るしかけることも可能です。そのMSRらしいスタイリッシュの見た目に一目ぼれしたのですが、使用しているうちに2つのオススメ点がありました。

オススメ点①鍛造ペグや硬いグラウンドでもしっかりと打ち込める

snow peakのペグハンマーは約650gあるのに対して、MSRのステイクハンマーは312gと約半分の重量です。しかしながらそれでもステンレス状のヘッドのおかげでいつもしっかりと打ち込めています

打ち込むだけでなく、テント周囲をペグやハンマーを持ちながら歩き回ることを考えれば負担はだいぶ軽減するはずです。しっかりと打ち込んでもステンレスであることで耐久性もバッチリです。

オススメ点②ペグ、栓抜きの機能

鍛造ペグなどの頑丈なペグやペグループに余ったペグを通した方が抜きやすさはありますが、チタンや小型のアルミペグはガイラインの破損や手を汚すことを気にせずにハンマーを使用して抜くこともできます。瓶系の物もしっかり開けることができますし機能的にはこの軽さであるならば満足です。

軽量で扱いやすく、見た目も男女関係なく使えるデザインであることから、多く人が使いやすいペグハンマーだと思います。

③ストーブ:ポケットロケット2、MSRイソプロ缶

2020年に日本初上陸となったMSRポケットロケット2。日本でのガス器具を発売するための厳しい規格検査を通過し満を持して発売されたため、私はすぐに購入に至りました。MSRらしい真っ赤なガス缶が見た目を華やかにし、テントサイトを一気に彩らせます。OD缶の使用、レギュレーターや電子着火装置といった仕組みが備わっていない分、“割高”なイメージもあるかもしれませんが、その魅力やオススメ点をお伝えしたいと思います。

商品詳細
サイズ:3.4×4.4×7.9㎝
収納サイズ:
重量:73g
最高出力:2143kcal/h
使用可能燃料:イソプロ
生産国:Made in Korea

オススメ点①耐風性と燃焼性の高さ

やはりOD缶のバーナーで炎がほぼ直角に上方へ向かうので火力の強さは十分です。炎が出ている時の迫力があります。

口コミでは1Lのお湯を約3分半程度で沸かせるとありましたが、使用感としては全開にしなくてももう少し早く沸かせる印象があります。バーナーヘッドにはY字型の風よけが付いており、燃焼部を3つのエリアに分けています。風が吹いていても2つや1つが確実に燃焼してくれる設計になっているのが燃焼性の高さに繋がっているのかもしれません。もちろんとろ火にも対応できます。しかし炎の拡がりはあまりよくありません。

オススメ点②コンパクトさ

五徳は回転式で収納はコンパクトです。プラスチックケースが付いておりクッカーの中に収納しても傷めません。

ちなみに私はEVERNEWのチタンカップ400FDチタンマグポット500にスタッキングすることが多くなっています。デザインも赤いアウトドアメーカー同士とても相性が良くて気に入っています。チタンクッカーですがしっかりと燃焼してくれますしね。メスティンにはガスバーナーは入りますが、OD缶は入りませんでした。

オススメ点③OD缶の機能性&デザイン性の高さ

OD缶はイソプロ110イソプロ227があります。OD缶としては少し価格が高めな設定に見えますが、配合はイソブタン80%とプロパン20%の混合比です。これはPRIMUSのウルトラガスやJET BOILのジェットパワーと同等程度の配合であり、寒い時期に使える最高クラスです。寒い時期でも十分に性能を発揮して使用できる配合のため4シーズンで活躍してくれます。

真っ赤なデザイン性の高さは他にはなく、見ていてサイトを華やかにしてくれること間違いなしです。暖かい時期でも使用できるノルマルブタン配合系がないのが残念ですが、私はイソプロ1択です。他メーカーのOD缶と必ず互換性があるわけではなく、またCB缶との変換アダプターの使用やガスの重鎮もメーカーは推奨していないため使用には注意が必要です。

④クッカー:アルパインストアウェイポット 775㏄

調理のしやすさと食材の持ち運び、保存に最適なクッカーがアルパインストアウェイポットです。蓋つきで発売されており、ステンレスを使用しているため火に対してもとても丈夫です。サイズも475㏄、775㏄、1.1L、1.6Lと4種類展開されており、ソロからデュオ、ファミリーキャンパーまで幅広く対応できるクッカーです。私のオススメは775ccです。

商品詳細
サイズ:14.0×6.2㎝
収納サイズ:17.0×9.0㎝
重量:365g
材質:ステンレス
生産国:Made in Thailand

オススメ点①安心して持ち運びできる

ヒンジ付きのハンドルが蓋をしっかりと固定し、中に物や食材を入れてもしっかりと固定してくれるので安心して持ち運びができます。クッカーによってはフタがかぱかぱと不安定な物が多いですが、こちらはしっかりと固定されロックできます。

夜に鍋をして残り汁を、蓋をしっかりと固定しクーラーボックスへと入れても溢れる心配もありませんし、匂いもそれほど漏れません。ハンドルがとても長い構造であるため焚き火調理などにも安全です。ステンレスで変形しにくくとても丈夫な構造です。

長く使えるキャンプギアですし、サイズ違いで欲しくなると思います。幅広な形状からカレーやシチューなどの煮込み料理~蓋に炭を乗せての調理、手軽に湯煎まで対応できる万能型なクッカーです。

オススメ点②お買い求めやすい価格帯

4サイズ展開で価格は2,860~4,400円(税込み)です。ステンレスでありながらこの価格帯はコスパが高いと思われます。

実はこのアルパインストアウェイポットは「seagull」というタイのメーカーとのコラボ商品なんです。Seagullはお弁当などをよく製造しているメーカーです。同じ形の同じ材質の物でもう少し小ぶりですがお弁当箱も発売されています。475㏄や775㏄は普段のお弁当箱に、1.1Ⅼはピクニックなどのお弁当箱になど、普段使いにも良いかもしれません。

⑤アクセサリー:ヘリテイジキャップ

MSRの高いデザイン性はファッションにも対応しています。真っ赤なロゴがインパクトのあるこのキャップもお気に入りの一つです。

商品詳細
材質:PE、アクリル、ウール
生産国:Made in China

ヴィンテージ感のあるMSRロゴが存在感を大きくさせ、トラッカースタイルがかっこいいです。後部はメッシュなものの、前面はウールを配合していることで暖かみがあり、前面の作りは他の物と比べるとしっかりとしていることで凹みや形の崩れが少ないように感じます。

またこの他にもMSRは数年おきに新作ステッカーを制作し発売しています。種類も数多く、サイズの幅広い展開であるため、コンテナボックスやカーゴボックス、クーラーボックスなど気軽に彩ることもできるのでとてもオススメです。

おわりに

今回は登山から総合アウトドアブランドへと徐々に進化を遂げているMSRのオススメキャンプギアについて、5つのカテゴリーからご紹介させていただきました。

改めて見直してみるとどれもデザイン性の高さに加えて、使用感も非常に良い物ばかりでした。歴史あるブランドでありながらも、キャンパーや登山家の使用感や安全性を考慮したキャンプギア開発をモットーとするブランド理念が非常に強く出ているなと感じました。良い面は継承され続け、常に見直しや改良がなされていることが大きな要因であると思います。

2022年にはエリクサーやハピチュードなどのテントシリーズのタンカラーの日本限定発売や、ホワイトガソリンとOD缶両方の使用が可能な利便性の高いウィスパーライトユニバーサルの日本上陸など多くのキャンプギアの展開があるようです。今後も目が離せないアウトドアブランドです。

この記事を書いた人

u_ba_world

CAMPIC公式キャンパー
HILLEBERG、asimocrafts
evernew、Ballistics、
six moon designs
MSR、YOKA、UJack etc
おしか、神割崎、ドロキャン、細峯 etc

u_ba_worldさんの記事

【ソロキャンパー必見!】アースカラーで温かみのあるキャンプサイトに。

2021.09.23

海と島と日の出の絶景キャンプ!ソロもグループもファミリーも楽しめる「おしか家族旅行村オートキャンプ場」を紹介!

2021.12.06

コスパ抜群アウトドアブランドUJack!おすすめアイテムを紹介!

2021.12.23



ABOUTこの記事をかいた人

CAMPIC編集部

キャンプやアウトドア好きが集うCAMPIC編集部です!
日々テントとアンテナを張りながら色々な情報を収集し発信していきますのでよろしくお願いします。
自分たちの好きな事や物に記事がかたよることもあるかもしれません...
一人でも多くの人にキャンプや外遊びの楽しさを伝えることができれば嬉しいです。