はじめに
今回紹介するオススメキャンプ場は宮城県の牡鹿半島の先端にある「おしか家族旅行村オートキャンプ場」です。私が1番よく行っているキャンプ場で、魅力がたくさん詰まっている場所です。海沿いのキャンプ場を探している方はぜひチェックしてみてください!
おしか家族旅行村オートキャンプ場の概要
おしか家族旅行村オートキャンプ場は宮城県石巻市鮎川にある海沿いのキャンプ場です。サイトによっては海、そして目の前にある金華山、鹿やリスなどの野生動物と看板猫、そして日の出を眺めることができます。
三陸自動車道石巻港ICまたは石巻河南ICから約60分ですが、途中から海沿いのとても眺めの良い道路を走行できます。道中にコンビニはありますが近くにスーパーなどはないため、あらかじめ買い物は済ませておいた方が良さそうです!
チェックインは14時から、チェックアウトは翌11時までとなっていますが、デイキャンプ料金を支払うことで延長やアーリーチェックインも可能となり長時間の滞在も可能です。
サイトは電源サイト5サイト、Aサイト23サイト、Bサイト3サイト、フリーサイト5張程度、ケビン6棟です。フリーサイトは1張りの料金なので、グループキャンプの場合、広めのサイトであれば数張りが同一料金で可能です。
施設紹介
トイレは管理棟とサニタリー棟の2か所にあります。比較的清掃が行き届いていてキレイです。サニタリー棟には炊事場、ガスコンロ、ランドリー(洗濯機、乾燥機3台)、男女シャワー室、ゴミ捨て場があります。これらは無料で使用できます。
シャワーも乾燥機も無料です。天候の悪い日には濡れた物を乾かし、シャワーも何回でも利用できるありがたいサービスです。
ゴミ捨て場は分別をしっかりすれば、ある程度の物は廃棄することが可能です。
管理棟では売店があり、レンタル品も扱っています。売店は薪や炭の他にカップラーメンや調味料、生ビールやソフトクリームの販売もしています。レンタル品は焚き火台やダッチオーブン、薪ストーブなどのレンタルがあるようです。また冷蔵庫を数組限定ですが無料で貸し出ししています。薪は広葉樹でよく乾燥しているのがありがたいです。
ケビン棟は6人用が4棟、8人用が2棟あります。常に人気で予約がいっぱいのきれいなケビン棟です。バリアフリーのケビンや3階建てで眺めの良いもの、庭の広いものなど、ケビンによって特徴があります。目の前の庭でバーベキューや焚き火をすることも可能ですし、管理人さんと交渉必要ですが、雨の日は車のガレージ内でバーベキューが可能なようです。とても見晴らしが良くて気持ち良いため、キャンプとはまた一味違った楽しみ方ができます。
テントサイトは5段程度の段差になっています。1番上の段差から、フリーサイト、電源サイトやAサイトの一部、AサイトやBサイト、サニタリー棟、Aサイトといった感じです。
各サイト毎に距離感がある程度あり、横づけした車が視界を遮って壁になったりもします。
段差が少しあるためサイト毎に高さが若干異なります。隣との距離感や目線があまり気にならないところがとても良いと思います。
芝生はとてもキレイに管理されていますが、焚き火跡もあるのが悩ましいところだと管理人さんがおっしゃっていました。直火禁止のため、焚き火台の使用はもちろん、低い焚き火台やソロストーブ系はしっかりとした対策が必要です。もちろん手持ち花火はOKですが、打ち上げ型や置き型の花火は芝生の上では禁止です。
おしか家族旅行村オートキャンプ場の魅力
太平洋や金華山の絶景を楽しむことができることが1番の魅力だと思います。海抜も高いため波の音もだいぶ静かです。昼間は海を眺めながらゆったりと過ごすことができます。
また朝は海や金華山からの日の出を拝むことができます。秋口や冬場であれば太陽の明るさや暖かみの素晴らしさを存分に感じられます。太陽をより近くに感じることができます!!
サイトによっては海が見えないサイトもありますが、それでも金華山は見えるので緑豊かでキレイです。海の絶景と山の絶景、どちらも楽しむことができるようなキャンプ場です。
下側のサイトでは海が見えなくなりますが、木々に囲まれとても静かです。オートサイトですが山の中にいるような雰囲気を楽しむことができます。木々の向こう側に鹿などの野生動物を見かけることも時折あります。
夜は、外灯が21時に消灯となります。これはキレイな星空を見てほしいとの管理人さんの計らいです。晴れていれば星が間近に感じられるようなキレイな星空や流れ星を眺めることができます。そのためテントサイトの明かりも少し落とすのがおすすめです。
ここのキャンプ場には可愛い看板猫がキャンプサイトを回っています!暖をとっていたら挨拶しに来たりしますよ!管理人さんに許可を得てご飯をあげたりしています!
どのサイトを選べばいい?メリットデメリット
ここからは上側サイト(フリーサイト、電源サイト、Aサイトの若い番号)と下側サイト(Aサイト後ろ側の番号、Bサイト)のメリットとデメリットを紹介します。
上側のサイトは、海が見える絶景であるがゆえ、海風をもろに受けます。季節によっては涼しく夏でもとても心地よく感じますが、強風の際には風速10m越えもあります。焚き火の火の粉が飛んでしまうことや、焚き火を行うこと自体が危険な日もありますし、テントやタープが倒壊してしまうこともあるようです。当日のキャンセル料がかからないため、当日の天候を十分に注意して利用してください。穏やかな日はゆったりとした海や日の出を眺めながら過ごすことができます。
下側のサイトは木々に囲まれているため、海が見えなくなります。太平洋沿いのサイトなので物足りない感じもしますが、強風の日はある程度を風を防いでくれるため過ごしやすいです。トイレに炊事場のサニタリー棟に行くのに階段や坂道を登らなければいけないのが少し辛いところです。
周囲のアクティビティー、観光スポット
- ホエールタウンおしか
サイクリングやマリンアクティビティー、飲食店や観光物産店、クジラの生態や文化を紹介するホエールランドがあります。また周囲の島々へのフェリー乗り場となっています。
- 御番所公園
牡鹿半島の先端、360度太平洋の大パノラマ絶景が楽しめます。キャンプ場よりも日の出が見やすく、金華山の向こう側からの日の出を見ることもできます。
- のり浜
キャンプ場から車で2~3分、駐車場から徒歩で10分程度の小さな浜です。海水浴はできませんがとても居心地がよく、広々とした砂浜です。ここでよくコーヒーを飲んだりもします。
- 田代島
猫島としても有名なほど、人よりもたくさんの猫が生息しています。猫は大漁を招くと縁起の良い生き物として猫神様として奉られています。有名漫画家が内装など手掛けた宿泊施設もあります。
- 網地島
透明度の非常に高い白浜海水浴場などがあります。近年は感染症の影響で閉鎖していますが、また早く再開してほしいものです。
- 金華山
キャンプ場の目の前にそびえ立つ霊峰金華山。中心には黄金山神社があります。大漁、商売繁盛、海運の後利益があるとされ、「3年続けてお参りすればお金に不自由しない」と言われており、キャンプ沼のキャンパーには嬉しい神社です。
おわりに
今回は、おしか家族旅行村オートキャンプ場をご紹介しました。名前からはファミリー層を想像しますが、自分のようにソロキャンパーやグループソロキャンパーも多く、年齢も幅広いのが特徴です。女性も小さいお子さんも利用しやすいキャンプ場だと思います。キャンプ場の広々した雰囲気、絶景、周囲の環境施設など、1泊だけでは足りない飽きさせない魅力がたくさんあります。海と日の出は何度行っても素晴らしいものです。
東日本大震災から10年が過ぎましたが、道中にはまだ被害の大きな爪痕を見ることもあります。街がなくなってしまった様子も見えてきます。しかし現地の人々はとても力強く元気でパワーをもらいます。そんな素敵なキャンプ場と街です。今回の記事を参考に、次回のキャンプ地の候補にぜひ入れてみてはいかがでしょうか。