【おぎやはぎのギアキャン#10】ガスとガソリンが使える! SOTO『ストームブレイカー SOD-372』を体験

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おぎやはぎが注目のキャンプギアを体験レビューするYouTubeチャンネル『おぎやはぎのギアキャン』。10回目の今回は、SOTOから販売されている調理用バーナー『ストームブレイカー SOD-372』をご紹介します。実用性に優れたストームブレイカーの魅力に迫っていきましょう!

ガスとガソリン両方使える調理用バーナー! SOTO『ストームブレイカー SOD-372』

SOTOは、燃焼器具を中心にキャンプギアを展開しているブランドです。SOTOのアイテムは、優れた機能性とスタイリッシュなデザインで、多くのキャンパーを虜にしています。

そんなSOTOから販売されている『ストームブレイカー SOD-372』は、ガスとガソリン、どちらの燃料も使える調理用バーナー。ノズル交換不要で燃料を使い分けられるバーナーというのは、世界的に見ても非常にめずらしいアイテムです。

今回のギアキャンでは、SOTOを展開している新富士バーナー株式会社の坂之上さんに、ストームブレイカーの魅力や使い方を解説していただきました!

ストームブレイカーの火は嵐の中でも消えない! 風に強い作りでどんな環境でも安定して火を使える

「風に強い」という特徴を持っているのも、ストームブレイカーの魅力のひとつ。

キャンプでは、風が強くて火が消えてしまったり、火が点きづらかったりするようなシーンがありますよね。「知らないうちに火が消えていて、調理ができていなかった!」「風で炎が流されて、ヒヤリとした瞬間があった……」なんて経験を持つ人も少なくないはずです。

ストームブレイカーは、「炎孔の多さ」と「すり鉢状のバーナーヘッド」というふたつの特徴より、強風にも負けない安定性を実現しています。


炎孔が約300個! 一般的なガスバーナーの3倍の炎孔だから風に強い

炎孔と呼ばれる火口数は、一般的なバーナーだと100個程度で作られていることが多いです。しかし、ストームブレイカーは炎孔が約300個と、通常のおよそ3倍にあたる数で作られています。

この炎孔の多さにより、通常よりも火足が短くなり、横から風がきても炎が流されにくい仕様になっているのです。


火元が隠れる! すり鉢状のバーナーヘッドで風を通さない


ストームブレイカーのバーナーヘッドは、周りが風防に囲われたすり鉢状になっています。そのため、バーナーの上に鍋などを乗せると、火元が隠れるような形に。

火元が隠れることで風が通る隙間をなくし、強風時でも風の影響を受けにくいバーナーとなっています。


実際に強風を当ててみた結果…… 強力なブロアの風を受けても火は消えない!

坂之上さん曰く「嵐の中でも火が消えない」というストームブレイカーですが、本当に強風に耐えられるのか、強力なブロアを使って実験をしてみました。

矢作さん
これはちょっと厳しいんじゃな〜い?

矢作さんが心配そうに見つめるなか、小木さんがブロアの風をストームブレイカーに当ててみると……多少揺らめきはしたものの、火が消えることはありませんでした!

小木さん
すげー点いてる! これは嵐でも全然大丈夫だね!
矢作さん
これで消えないんだったら何があっても消えないわ!

まるで嵐のようなブロアの風にも負けないストームブレイカーの実力に、おぎやはぎのおふたりもビックリ。ストームブレイカーであれば、風が強い日のキャンプでも、安心して火を扱うことができそうですよね。

※実験の様子はYoutubeチャンネルにて公開中! 気になる方はぜひ動画をチェックしてくださいね。

ストームブレイカーは組み立ても簡単で扱いやすい! ガス・ガソリンそれぞれでの使い方をチェック

ストームブレイカーは、組み立てが簡単でサッと使える点も嬉しいポイントです。ここからは、ガスとガソリン、それぞれのケースに分けてストームブレイカーの使い方をご紹介していきます。


【ガス使用時】ストームブレイカーの使い方

ガスを使用する際には、ストームブレイカーと、『OD缶』と呼ばれるプロパンの配合率が高いガス缶を用意します。

始めに、ストームブレイカー本体にある3本の足を広げ、きちんとロックがかかっていることを確認。

次に、ガスバルブをOD缶に取り付けます。

取り付けは、ガスバルブの中央にある丸い取り付け口をOD缶の口に合わせて、くるくると回せばOKです。

ガスバルブが動かなくなるくらいまできちんと締めたら、ガスバルブの足(スタビライザー)を開きます。

本体のホース先端に付いている保護キャップを抜き、ガスバルブにあるホース取り付け口を押し下げながら、ホースを付けます。

ガスバルブのつまみを緩め、ガスを出して着火!

着火後、5秒ほど経ったら、OD缶を逆さにします。

このようにOD缶を逆さにするのは、『液出し仕様』と呼ばれる使い方。

通常、ガス缶は連続して使っているとだんだん缶が冷えてきて、ガスが出にくくなってしまいます。液出し仕様では、ガス缶を逆さにして液体のガスを流すことで、連続燃焼しても火力が落ちないようにする効果があるのです。

坂之上さん
OD缶の中には液体ガスが入っていますが、上のほうは気体になっています。なので、着火してから最初の5秒程度はOD缶を上向きにしておいて、ジェネレーターが温まるまで待つのがポイントです。ジェネレーターとは液体ガスを気体に変える役割を持っているパーツです。

火力の調整はガスバルブのつまみを操作して行います。


【ガソリン使用時】ストームブレイカーの使い方

ガソリンを使用する場合には、OD缶の代わりにガソリンボトルを用意してください。

まずはガソリンボトルを開けます。開ける際、内圧が高いとガソリンが飛ぶことがあるので、安全のため、顔をそむけながら開けるようにしましょう。

続いて、ポンプをガソリンボトルに入れます。

ポンプにはホースが2本ついているので、ホースを軽く内側に押さえながら入れるのがポイントです。

ポンプが動かなくなるくらいまでしっかりと締めたら、次はポンプノブを出し入れしてポンピング。ポンピングで中に圧力をかけることで、ガソリンが外に送り出されるようになります。

ポンピング回数の目安は約70回です。

坂之上さん
ポンピングが完了すると、ポンプの金具に赤い印が出てきます。ポンピングは感覚で行うのではなく、この赤い印を目印にしてください。

無事にポンピングが完了したら、ポンプにホースを差し込みます。

ガソリンボトルを横向きに寝かせ、つまみを上にあげてロックを解除。

火種を火口近くに置きながらつまみをSTOPからSTARTの位置にずらし、着火します。

最初は赤く大きい炎があがりますが、30~40秒すると安定して青い炎になります。

炎が安定してきたら、つまみをRUNの位置に回します。

また、着火のために空気を使い、ガソリンボトルの内圧が下がってしまっているため、ここでもう一度ポンピングを行ってください。このときのポンピングは数回でOKです!

消火する際にはAIRの位置までつまみを回すと、ホースに入っているガソリンを使い切って消火されます。

小木さん
一気にプロっぽくなってきたね~! かっこよく見えるよね、これやったら。
矢作さん
ポンピングにガソリンに……レベルが一気に上がりました!

SOTOの『ストームブレイカー SOD-372』は安定した火元が確保できるからおすすめ!

キャンプでは、風が強すぎて火が使えなかったり、ガスやガソリンが足りなくて火が使えなかったりと、火元が環境に左右されがちです。

そんな中、風に強く、ガスとガソリンの両方が燃料として使えるストームブレイカーは、キャンプで安定した火元を確保するために非常に役立つアイテム!

【スペック】

・外形寸法(幅×奥行×高さ)
使用時・本体のみ:150×130×90mm
収納時:65×65×90mm

・ゴトク外径
φ170mm

・重量
本体:225g
ガスバルブ:53g
ポンプ:170g

・材質
ゴトク・バーナーヘッド・器具栓つまみ:ステンレス
ジェネレーター:真鍮

・発熱量
3.5kW(3,000kcal/h)
※気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出

・使用時間
約0.8時間(SOD-725T 1本使用時)
約1.6時間(自動車用レギュラーガソリン480ml使用時)
※気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出

実用性もさることながら、シンプルかつスタイリッシュな見た目や、簡単ながらも楽しさのある組み立てなど、キャンパーの心をくすぐる仕掛けがたっぷりです。

もっと安定して火元を確保したいと考えている方や、バーナーを新調しようと考えている方は、ぜひストームブレイカーの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

今回のギアキャンの様子はYouTubeで公開中です! ストームブレイカーの使い心地についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひYouTubeもチェックしてみてくださいね。

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ハピキャン-タカラモノを探しにいこう

ハピキャンはキャンプ・アウトドアのお役立ち情報を発信。テレビ番組「おぎやはぎのハピキャン」とも連動中。

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