はじめに
アウトドアでの食事は、割り箸でもこと足りますが、普段から使い慣れた箸を使いたいと思う人は少なくないはず。今回ご紹介するモンベルの「野箸」は、スタイリッシュなデザインが目を引く、アウトドア用の箸です。デザインだけでなく、使われている材質や機能も魅力的。これからアウトドア用のカトラリーを購入する予定の人は、ぜひチェックしてみてください!
モンベル「野箸」のスペック
サイズ
・使用時 :21cm
・収納時 :12cm
材質
・本体 :ステンレス鋼
・木箸部 :縞黒檀(しまこくたん)
・キャップ :真鍮
モンベルは、アウトドア好きなら誰もが知る、日本のアウトドアメーカー。そんなモンベルから発売されているのが、今回ご紹介する野箸です。
野箸は、収納時にとてもコンパクトにできることが特徴。コンパクトに収納できる秘密は、トレッキングポールなどに採用されている「ツイストロックシステム」です。
モンベルの公式ホームページによると、ツイストロックシステムとは、ねじ込み式のサイズ調整システムのこと。しっかりと締めることで、緩みにくくなることが特徴です。トレッキングが好きな人にとっては、少しワクワクするような構造ですね!
使い方は簡単で、ステンレス製の本体の中に収納されている木箸を外へ出し、木箸部分を時計回りに回すとロックがかかり、箸として使用することができます。
野箸の本体には、サビに強いステンレスが採用されています。アウトドアでは必ずしも晴れているというわけではありませんから、サビに強い素材なのはうれしいですね。
また、木箸部分には「縞黒檀(しまこくたん)」という木材が使われています。縞黒檀とは、硬く頑丈で、ゆがみが出にくい木材の一種。楽器や家具、仏壇などに使われています。野箸は本体だけでなく、木箸にも丈夫な素材が用いられているので、アウトドアにピッタリな箸です。
モンベル「野箸」の魅力
スタイリッシュなデザイン
野箸の魅力の1つ目は、シンプルかつスタイリッシュなデザインです。ステンレスの素材を生かしたシルバーと、縞黒檀の木目が、高級感を醸し出しています。
また、シンプルなデザインなので、いろいろなギアと一緒に使っても、雰囲気にマッチする印象です。プラスチック製のカトラリーでは安っぽく感じてしまったり、金属だけでできたカトラリーは無機質に感じてしまったりしている人には、ピッタリのデザインなのではないでしょうか。
収納時はとてもコンパクトかつ軽量
野箸の魅力の2つ目は、収納時にコンパクトかつ軽量になることです。
ツーリングやバックパックでキャンプに出かける人や、登山が趣味の人にとって、荷物をコンパクトにすることは必ずと言って良いほど必要なことですよね。モンベルの野箸は、収納時には約12cmになります。また、収納袋を含めても30gと軽量なので、まったく邪魔にならず、重さが負担になることもありません。
私は以前、スプーンやフォーク、割り箸など、いくつかのカトラリーを持ち歩いていて、荷物がごちゃごちゃになってしまった経験があります。荷物を減らしたいときには、カトラリーを野箸1つにすることで、バッグの中身をシンプルにすることができますよ。
深型のクッカーにも使える
野箸の魅力の3つ目は、深型のクッカーにも使えることです。
ソロキャンプでは、深型のクッカーで調理をして、そのまま食事をすることは少なくありません。そんなときに短いカトラリーを使って、底にある食材をなかなかつかめない…という経験をしたことがある人は、少なくないのではないでしょうか?
モンベルの野箸は、使用時の長さは約21cmで、深型のクッカーでも問題なく使用できる長さです。普段から深型のクッカーを使っている人にも、モンベルの野箸はおすすめです。
麺類を食べるときに滑りにくい
野箸の魅力の4つ目は、麺類を食べるときに滑りにくいことです。
すでにお伝えしましたが、野箸の箸部分には、縞黒檀という木材が使われています。木材のほど良い摩擦が、麺類を食べるときにしっかりと麺をキャッチしてくれます。私はチキンラーメンやとうふそうめんをよく食べますが、野箸はどんな麺でも安定してつかめています。
ステンレス製など、金属のみで作られた箸を使っていて、ツルツルと麺が滑ってしまった経験をした人は少なくないはず。キャンプなどのアウトドアで麺類を食べることが多い人には、ピッタリの箸と言えるでしょう!
普段使いのマイ箸としても◎
野箸の魅力の5つ目は、普段使いのマイ箸としても使いやすいことです。
キャンプをしない人でも、マイ箸を持ち歩きたいと思っている人は少なくないはず。モンベルの野箸は、コンパクトに収納できるので、バッグの小さなポケットにもサッとしまえます。付属の収納ケースにしまえば、すぐにでも持ち出せますよ。
また、シンプルなデザインなので、使う人を選びません。そのため、普段からお弁当を用意している人にもピッタリ。外食のときに、マイ箸として野箸をバッグから出したら、ちょっとカッコ良いかもしれませんよ!
お手入れもしっかりできる
野箸の魅力の6つ目は、お手入れもしっかりとできる構造であることです。
野箸の構造は、木箸を本体内部に収納するので「衛生面は大丈夫なの?」と気になる人もいるのではないでしょうか。野箸の本体には、真鍮製のキャップがついており、キャップを外すことで木箸を取り出すことができます。野箸を使用したあとはキャップを外しキレイに洗うことで、衛生面を心配することなく使用できますよ。
モンベル「野箸」の気になる点
傾斜がある場所では使いづらい
野箸の気になる点の1つ目は、傾斜がある場所では使いづらいことです。
箸の形には、三角のものや四角いもの、六角形のものなどいろいろな形がありますが、モンベルの野箸は丸形です。丸形の箸の特徴は、角がなく持ちやすいと言われています。しかしその反面、少しでも傾斜があると、コロコロと転がっていってしまいます。そのため、野営や砂利が多い場所など、テーブルに傾斜がつきやすい場所で食事をするときには注意が必要。
傾斜がつきやすい場所でも野箸を使う場合は、箸置きを用意しておいたり、シェラカップの角にひっかけたりするなど、転がっていかないように工夫してくださいね。
カラーはシルバー1色のみ
野箸の気になる点の2つ目は、カラーバリエーションがないことです。
野箸のカラーバリエーションは、シルバー1色のみ。シンプルなデザインが魅力的である反面、自分好みの色を選ぶことはできません。そのため、「私は黒一色でギアを揃えている!」など、ギアの色にこだわりがある人には合わないかもしれません。
ギアの色にこだわりがある人は、同じくモンベルから発売されている「スタックイン野箸」を検討してみても良いかもしれません。スタックイン野箸は、グリーン・ブラウン・ライトグリーン・ネイビー・レッドの5色展開。ご自身の好みの色があれば、検討してみてくださいね。
おわりに
今回はモンベルのカトラリー「野箸」をご紹介しました。
アウトドア用の箸として安心の耐久性だけでなく、手に持った感触や、口当たりの良さ、スタイリッシュなデザインなど、数多くの魅力を持つ野箸。キャンプ用のカトラリーを購入しようと思っている人だけでなく、普段使いの箸としてもおすすめです!
今回の記事を参考に、お気に入りのカトラリーを見つけてくださいね。