海と空の最高の景色をお届け!宮城県「神割崎キャンプ場」の魅力をご紹介!

このページの項目

はじめに

今回は宮城県の大人気キャンプ場である「神割崎キャンプ場」の魅力をご紹介したいと思います。

神割崎キャンプ場はとてもお安い利用料金体系でありながらも、この春に向けて徐々に高規格でとても居心地の良い空間へと変身を遂げているキャンプ場です。きっとソロキャンパーさんからグループキャンパーさん、ファミリーキャンパーさんまで誰もが満足できるキャンプ場であると思います。

また、宮城県の海沿いキャンプ場では格別な、海の水平線から昇る「日の出」、昼間は海と空の境目が分からなくなるほどの澄み渡った「青空」、夜は幻想的に光り輝く無数の「星空」が見どころの一つです。また海沿いということで波音や風に乗ってくる磯の香りも楽しむことができます。

実は神割崎キャンプ場は2021年12月より通年営業となり冬キャンプもできるようになりました。また大掛かりな改修工事を行い、サニタリーハウスのトイレ・シャワー別への移行工事やログキャビンのリニューアル工事を終えました。また一部サイトの景観改善のための工事も終えようとしています。

今回のご紹介するキャンプ場の様子から是非興味を持っていただけると幸いです。

神割崎とは??

「神割崎」とは宮城県南三陸町屈指の景勝地で、二つに割れた奇岩の隙間から荒波が押し寄せてくる様子がとても迫力のある場所です。太平洋からの荒波が豪快な水飛沫を散らす様はとても波力満点です。

神割崎は全国の「白砂青松百選」に選ばれ、例年は2月中旬と10月下旬頃に岩間からちょうど昇る日の出を望むことができます。

この神割崎には、古い伝説が残っていると言い伝えられています。かつてこの神割崎に1頭のクジラが二つの村の境界に打ち上げられ、村人は互いの所有権を主張して争ったとされています。その夜に天気が荒天し大きな雷が落ちたことで神割崎とクジラは真っ二つに裂けてしまったそう。村人はこれを「神の裁きに違いない」と考え、村人達はクジラを分け、分かれた神割崎の岬を村の境界に定めました。これが現在における石巻市と南三陸町の境界とされています。

また神割崎は、2011年の東日本大震災では周囲の遊歩道が崩れたり地盤沈下するなどの大きな被害を受けましたが、それでも堅固な岸壁は揺るがず、以前からと同じ様子で美しい朝日を望めます。地元の人々からは「希望の朝日」と呼ばれているそうです。現在は遊歩道は安全に改修され、岩壁そばまで行くことが可能です。

神割崎キャンプ場の概要

神割崎キャンプ場は宮城県南三陸町という沿岸の地域にあるキャンプ場です。宮城県の中心部である仙台からは、車でのアクセスの場合、高速道路を利用し約90分です。仙台からは東北自動車道から仙台東部道路に乗り換え、利府以降は三陸自動車道となります。なお三陸自動車の鳴瀬奥松島ICから以北は無料区間となります。三陸自動車道の志津川ICから国道398号線沿いを進むと約25分で到着します。志津川IC付近には、スーパーやドラッグストア、ホームセンターがあり、ガソリンスタンドも数カ所あります。温泉施設や海水浴場もあります。

岩手側から向かう場合は、一関からだと東北自動車道の若柳金成ICから登米市方面を目指し、三陸自動車登米ICから志津川ICへと向かっていくと、その後は同様に神割崎キャンプ場へと向かえるはずです。

仙台方面から向かう場合は、個人的には三陸自動車の志津川ICよりも手前にある河北ICから北上川沿いに進んでいくのがおすすめ。とても大きな川沿いで心地よく、道も走りやすいのでさらに早く到着できる印象があります。降りてすぐに道の駅上品の郷やコンビニもあるため買い物にもあまり困りません。

予約は電話連絡または公式HPから「なっぷ」を利用して予約することが可能です。当日直接行っても空きがある際には入れるようですが、週末などは混みあうため事前予約がおすすめです。

キャンプ当日は到着するとまずは無料駐車場に車を止め、大きな管理棟である神割観光プラザで受付を済ませます。

  • 利用時間

宿泊:チェックイン13~18時 チェックアウト翌11時まで
日帰り:ご利用時間10~17時

  • 基本プラン(利用料金=入村料+サイト使用料)

宿泊利用の場合
入村料:小学生以上600円/人
サイト使用料:
・フリーサイト 400円 テントまたはタープ1張毎
・オートサイト(ACあり) 3,000円 1区画
・ログキャビン(レギュラー) 5,000円 1棟(4名まで)
・ログキャビン(ワイド)   10,000円 1棟(6名まで)

日帰り利用
入村料:18歳以上300円/人、小~高校生200円/人
サイト使用料:
・フリーサイト 400円 テントまたはタープ1張毎
・オートサイト(ACあり) 3,000円 1区画
・.ログキャビン(レギュラー) 2,000円 1棟
・ログキャビン(ワイド)   4,000円 1棟

※アーリーチェックイン、レイトチェックアウトも可能で、追加で日帰り料金を支払う
※WILD1カード提示で入村料の割引あり、JAFカード提示で記念品贈呈あり。
※追加プランで3日前までの要予約として車中泊サイト(1,000円)、手ぶらでキャンプ(6,000~/人)、手ぶらでBBQ(2,000円~/人)あり。

受付の際には地震発生時や津波注意報発生時の注意事項や避難場所に関しても説明を受けます。海沿いのキャンプ場ですが海抜も高く万が一の時の対策も徹底されているため安心ですね。また受付終了の目印になるようテント番号のプラカードを渡されますので、見えるところへぶら下げてください。

管理棟下にはゴミ捨て場があります。場所ごとにきちんと分別されています。燃えないゴミやガス缶などは持ち帰りのようです。

また管理棟では薪や炭などの販売テントやシュラフのレンタルもあります。詳しい詳細や料金はHPにてご確認ください。その他にもレストランが営業しています。地元食材を使ったメニューの他、人気のタコのから揚げや可愛らしいオリジナルドリンクなどはテイクアウト可能なので自分のテントサイトまで持っていくことも可能です。海を眺めながらテントサイトでオリジナルドリンクを飲むのも良いかもしれません。

キャンプ場フリーサイト(第1~4キャンプ場あり)

ここからは各々の利用するキャンプサイトに分けて説明します。フリーサイトは第1~4キャンプ場に分かれています。第2キャンプ場は車が入ることができず、第1と3と4キャンプ場は荷物の出し入れの際のみキャンプ場内へと入ることができます。あまり通路が広くないところや傾斜の強いところがあるため、荷物の搬入が終わったら速やかに無料駐車場への移動しましょう。

①第1キャンプ場

神割観光プラザから少し進むと左手に見える遊具のある広い場所、ログキャビン横、もう少し奥へと進み右手の東屋横やサニタリー棟前の広場が第1キャンプ場となります。車を止めやすい場所も多く、平らな場所も多いのが特徴です。またサニタリー棟に近いことや広場や遊具があることでお子様が遊びやすいスペースがあること、グループキャンプではテントなどを並べて張りやすい点でオススメです。常設かまどや炭捨て場も近いです。過ごしやすさで言えば一番過ごしやすいキャンプ場であると思います。

海の眺めは他のキャンプ場に比べるとあまり景観は良くなく僅かに見える程度です。歩いていける距離でキャンプ場内を散策すれば海は見れます。

②第2キャンプ場

第1キャンプ場とは反対側へ奥へと坂道を登っていきます。車の乗り入れはできませんので無料駐車場から荷物を運ぶことになります。木々に囲まれた中に広場があります。ここは週末の混み合う日でもあまり人がいません。あまり人気のない場所ですが、静かに過ごしたい方や野営に近い感覚を味わいたい方にはオススメだと思います。

海は木々に遮られてしまいほとんど見えません。また傾斜のある場所が多く、テントのサイズや張れる場所が限られてしまうと思うので軽量キャンパー向きです。トイレは近くにありますが、管理棟やサニタリー棟の方がキレイです。

③第3キャンプ場

私が一番利用するのは第3キャンプ場です。オススメな点は後述しますが、とても人気のあるキャンプ場です。場所は第1キャンプ場を過ぎて突き当りに広がっています。段差になっており比較的海が見やすいです。また場所によっては木々に囲まれており海風の影響をあまり受けずにキャンプをすることも可能です。

神割崎キャンプ場は利用する日にもよりますが、強い突風の吹く日も多いのが特徴です。木々に遮られ風の影響をあまり受けずにキャンプできるので安心感と快適感が全然違います。その点では第3キャンプ場も快適なキャンプ場であるといえます。

また第3キャンプ場は昔の名残として、ある程度一区画ずつ区切られています。また段差が付いており他のサイトとそれほど目線が合うことが少ない点や、場所によっては貸し切りのような一区画のみ遮られている秘密基地のようなサイトもあるので探してみてください。そのため他のサイトとの距離感もフリーサイトでありながらあまり気にすることもないのがオススメです。

大変な点は荷物の搬入搬出です。どうしても車は傍までは行けず少し離れたところに止めなければいけません。また坂道であることであまり重量級ですと荷物の搬入のみでかなりの疲労感というほどの坂道です。アウトドア用のキャリーカーを引っ張って搬入されている方もいましたが、かなり大変そうでした。

また1サイトのサイズ感はあまり広くないため、ソロやデュオ、ファミリーキャンパーさん1組程度が張れるサイズ感です。グループキャンパーさんで何張か設営したい方はあまり向かないかもしれません。

トイレは第3キャンプ場にもありますが、リニューアルしたサニタリー棟も近いためこちらがオススメです。洗い場も段差の中腹くらいにあるため張る場所によってはサニタリー棟を利用した方が良いかもしれません。

④第4キャンプ場

突き当りの第3キャンプ場から左手に坂道を奥へと進んでいくと最後は第4キャンプ場です。第4キャンプ場は一番のロケーションを誇っています。東南北と3方向に海が広がります。車もテントを張るすぐ傍へと付けられるので搬入搬出は比較的楽に行えます。広場が広がっている解放感が最高です。広場であるためグループキャンパーさんや大きなテントやタープ、シェルターを張りたい方もオススメな場所です。波音やカモメの鳴き声も聞こえや日の出も見やすい場所であり、海の絶景を肌で感じやすい場所です。洗い場やトイレも近くにありますが、サニタリー棟は歩くには少し遠くなってしまいます。

広場で開放的である反面、風の強い日にはその影響を多く受けます。また風向きも開放的であることでどこからでも吹き付けてくる印象があります。私はあまりの風の強さに設営してから一度撤収し、第3キャンプ場へと再設営したこともあります。

また斜面や凸凹した場所も多く、テントを張れる場所が比較的限られてしまうと思います。キレイに張ろうと思うと斜面や凹凸はなかなか難しく、私は歪みが少し気になってしまい少し張りにくいと感じてしまう場所です。

とはいえ海キャンプの開放的なロケーションを求める方には一番のキャンプ場です。

オートサイト

オートサイトは全29区画あり、それぞれ区画内に車の駐車が可能です。AC電源サイトなので、電気機器も安心して使用することができます。1区画10×10mスペースで大きなテントやタープも十分に張れます。無料Wi-Fiも使用が可能です。車を挟んだ環境で隣との距離感もあります。

サイトはフリーサイトとは離れた高台に位置しているため海の景観が近くに望めません。区画によっては遠くに海を眺めることはできるようです。その代わり海風の影響は少なく快適に安心して過ごすことができます。自然に囲まれた環境でゆっくりとご家族やグループでキャンプを楽しむには良いかもしれません。

オートサイトの設備としてはサニタリーハウスがあり、洋式トイレや温水シャワー、炊事場付きです。ゴミ捨て場や炭捨て場も近くに用意されているので神割観光プラザまで行く必要がありません。

ログキャビン

ログキャビンはワイドタイプが3棟リニューアルオープンし、レギュラータイプ3棟はリニューアル工事中です。4月完成予定のようです。

ログキャビンワイドは地元産材を使用し建設された、宮城県南三陸杉の香りや温かみを感じることができる施設です。屋根付きBBQスペースや焚火スペースも備わっています。最大6名まで利用できますがペットの同伴はできません。エアコンや寝具も完備です。キッチンやトイレは共用スペースの利用となります。

間近で見ましたが木の美しさが非常に感じられ、屋根がしっかりと完備していることで雨天時も快適に過ごすことができそうです。キャンプやテントや苦手という方や、まずはお子様と自然を満喫したいという方はとてもオススメな施設であると思います。

神割崎キャンプ場のここがオススメな魅力4選!

①海のロケーションと日の出、アクティビティー

海沿いのキャンプ場ということで、一面に広がる広大な海の景色と水平線から昇る日の出はこのキャンプ場で味わえる最高の眺めだと思います。特に晩秋~冬~早春の時期はまだ朝方は肌寒さが残るものの、太陽の温かみと明るさ、太陽の昇っていく速度の速さを肌身で感じることのできる特別な時期であり、それを存分に満喫できるキャンプ場です。

海風は若干強い日もあるものの海風に乗った潮の香り、波音やカモメの鳴き声など五感で海キャンプの素晴らしさを満喫できるとても良いキャンプ場だと思います。

少しキャンプ場からは歩きますが、10月下旬と2月中旬ごろの2週程度は神割の隙間からの日の出を拝むことができます。太陽の赤く染まった力強さと波の力強さが合わさり、とても神秘的で美しさのあるパワースポットです。とても貴重な光景ですので、これを見に行くだけでも価値あるキャンプになりそうです。

また車で20分程の場所にはサンオーレそではま海水浴場があり、夏には多くのお客さんで賑わいます。波はとても穏やかながら砂浜や施設はとてもきれいに整備されている海水浴場です。小さなお子様連れでも安心して行ける海水浴場であり、魚もたくさん泳いでおり海のアクティビティーも充実している、海を満喫できる場所です。

②季節によるキャンプサイトの変化を存分に楽しめる

季節によるキャンプ場内の草花の変化や周囲の様子の変化もとても豊かです。

5月~8月頃のキャンプシーズンには、ニッコウキスゲが周囲に咲き誇っています。黄色のラッパ状の美しい花で朝方~夕方までの1日花です。主に高原地域の咲く花としても有名ですが東北地方では海沿いにも咲く花のため少し珍しい花かもしれません。サイトによっては黄色の美しい花々が彩ってくれるはずです。

秋にはコハマギクが小さいながら力強く咲き誇っています。コハマギクはとても白くて小さなお花です。周囲の松の木などは秋でも青々と伸びており雰囲気を良くしてくれています。紅葉キャンプだけではない秋の良さがここにはあります。

神割崎キャンプ場は12月~2月も冬季営業を開始しました。海沿いであり宮城県内では比較的雪が少ない地域であるものの、うっすらと雪が積もることもあります。雪降る情景を眺めながらの海キャンプ、これもまた格別な美しさがあります。

3月下旬~4月には一足早く神割崎キャンプ場の桜は見ごろを迎えます。これは河津桜といい、東日本大震災以降、静岡の団体から寄付していただいたものとのことです。例年宮城県は4月中旬から下旬にソメイヨシノが見ごろのため、2度楽しむことができるのも魅力の一つです。

③新しくなったフリーサイトのサニタリー棟がすごくキレイ

3月からサニタリー棟の全面使用が可能となり、トイレに加えてシャワールームや浴室まで完備されるようになりました。今まではトイレとシャワーが同室であったことで少し気になる方も多かったと思いますが、この度は別棟へと別れ、トイレはウォシュレット付きとなっています。便座扉は自動で開け閉めできました。

シャワールームは男性のみでも4室あり、暖房完備です。女性も同様の設備だと思います。脱衣所もすごく広くなっています。使用時間の目安は10~15分とのことです。

また、浴室もあります。浴室を設置したキャンプ場は全国でもとても珍しいのではないでしょうか。利用時間は60分。清掃などはスタッフさんが常時行ってくれますが、マナーを守っていただくことをお願いしているそうです。とても広い浴槽でした。現在はシャワー・浴室ともに常時好きな時間利用できますが、この辺りの運用は開始されたばかりのため、今後変更などがあるかもしれません。

肌寒い東北ならではの暖房を完備した浴室とトイレ。これはとてもありがたいサービスと設備ですね。

④良心的な価格設定と親切なスタッフさん達

上記のようなロケーションや設備が整っていながらも、ソロキャンプであればフリーサイトにテントを張って1,000円です。Wild1カードでの割引を利用すれば1,000円以下で利用できてしまいますので、何度でもまた利用したくなる価格設定ですね。

また神割観光プラザ内のスタッフさんたちは皆さん笑顔が素敵でとても親切な方ばかりです。人気キャンプ場で業務の忙しい時期やレストランの忙しい時間でも笑顔を絶やさずに丁寧な対応をされているなと感じました。キャンプ場内利用の説明もとても分かりやすく丁寧ですし、私の場合は何度か訪れる中で顔や名前も覚えていただけて嬉しかったです。

昨今のコロナ禍ではマスク供給が不安定な時期がありましたが、その際にもキャンプ場利用者に不織布マスクを1枚ずつ配るなどをしていたそうです。供給不安定な状況ながらも安心して自然を満喫できるよう、なんとか備蓄から配っているとお話があり、とても心を打たれました。

そんな良心的でとても親切な温かみのある雰囲気も人気の秘訣かもしれません。

神割崎キャンプ場オススメサイト 3サイトをご紹介!

フリーサイトは少なからず、どこに設営するか自由な分迷いがでるものです。特に初めて来る方はなかなか決まらないということもあるかもしれませんし、迷っている間に場所を取られてしまったということもあるかもしれません。そこで私なりではありますが、数多く伺った中で張る回数の多いオススメなサイト場所3つをオススメポイントと共に特別にご紹介したいと思います。ヒント程度として、ぜひ実際にいらして探してみてください。

①第1サイト 東屋横

ここは海が一番間近に見えますし、目の前のテーブルなどもグループ利用時などは使いやすくて便利です。波音も他のサイトよりもより大きくとても迫力がすごいです。晴れている日には日の出はテント越しに水平線から昇ってくるため遮るものがなくとてもキレイです。日の出をしっかり見たいという方にとてもオススメです。真っ赤な朝焼けでテントが彩られます。

サニタリー棟や炭捨て場、神割観光プラザにも近く、とても行き来しやすいです。トイレやシャワールーム、炊事場に行き来しやすい点もポイントが高いです。

サイトも比較的平坦で仕切りがなく大きなテントやタープでも張りやすいです。車は横づけで荷物の出し入れもしやすいですが、少し斜面です。

風は東風であれば直接受けてしまうため、設営の仕方や日によってはタープや焚き火に工夫が必要になると思われます。波音も比較的大きいため心地よく感じる方は良いですが、気になる方もいるかもしれません。

②第3サイト 一番手前の道路横上段のサイト

このサイトは段差になっており目の前がとても開けているため、少し高い位置から海の見晴らしがとても良いサイトです。木々などに遮られることもなく海沿いにある岩場に止まっているカモメたちの鳴き声も良く聞こえてきます。

晴れの日は海との境界が分からなくなるほど空が青々しくとても美しいです。もちろん日の出もばっちりと拝むことができ、真っ赤な朝焼けを見ることができます。

第3サイトは程よく区切られており、段差にもなっているため、他のキャンパーさんとの距離感や目線も気になりにくく、フリーサイトながら区画サイトのような雰囲気もオススメポイントです。

また西側や北側は傾斜になっていることで木々に守られているため、西風や北風が強い日でもあまり気にせずに過ごすことができる点もオススメポイントです。

難点は荷物の搬入出の際の車の駐車場所と坂道を行き来して荷物を運ばなければいけない点です。軽量キャンパーさんやバイクキャンパーさんであれば特に気になりませんが、ソロで薪ストーブや大きなTCテントなどを使う際には、その重量から運搬に苦労するかもしれません。

③第4サイト 北側に平坦場所あり

第4サイトは凸凹斜面になっているとお伝えしましたが、比較的平坦になっている場所があります。第4サイトには炊事場やトイレも少し古いですが過ごしやすく、3方向に海が広がっているロケーションもとても見応えがあります。とても小さな半島にテントを張っている気分にさせてくれます。

海を眺めるロケーションは神割崎キャンプ場の中では一番良いサイトと思います。もちろん日の出もしっかりと見ることができまし、他のサイトではあまり見られない、北側や南側の海の眺めがしっかりと遠くまで見ることができます。テントやタープのバックに海の景観を画角に入れながら美しい写真を撮るなんてことも可能です。

難点としては、サニタリー棟が遠くなってしまうことと、3方向から吹いてくる風に対応しなければいけない点です。穏やかな日はとてもオススメですが、天候によっては第4サイトにテントを張ることは諦めた方が良さそうです。

まとめ

今回は宮城県での人気キャンプ場「神割崎キャンプ場」をご紹介させていただきました。海という広大なロケーションを満喫するだけでなく、訪れる時期によって東北の地ならではの四季を感じることができ、新しく生まれ変わった最新の設備を利用することのできる素晴らしいキャンプ場です。またスタッフさん達の優しさや温かさは東北地ならではと言えるでしょう。

今回はフリーサイトを中心にご紹介いたしましたが、オートサイトも適度な広さで電源付きのため、ファミリーキャンパーやグループキャンパーでも快適に過ごせるでしょう。ログキャビンはリニューアルしたことで初心者の方やキャンプに少し抵抗感のある方でも、まずはそれほど負担感なく過ごせると思います。

道中のドライブコースも大きな北上川沿いや海沿いなど眺めも良く、ぜひこの最高のロケーションと日の出を眺めに神割崎キャンプ場へいらしてみてください。

この記事を書いた人

u_ba_world

CAMPIC公式キャンパー
HILLEBERG、asimocrafts
evernew、Ballistics、
six moon designs
MSR、YOKA、UJack etc
おしか、神割崎、ドロキャン、細峯 etc

u_ba_worldさんの記事

【ソロキャンパー必見!】アースカラーで温かみのあるキャンプサイトに。

2021.09.23

海と島と日の出の絶景キャンプ!ソロもグループもファミリーも楽しめる「おしか家族旅行村オートキャンプ場」を紹介!

2021.12.06

コスパ抜群アウトドアブランドUJack!おすすめアイテムを紹介!

2021.12.23



PR  

ABOUTこの記事をかいた人

CAMPIC編集部

キャンプやアウトドア好きが集うCAMPIC編集部です!
日々テントとアンテナを張りながら色々な情報を収集し発信していきますのでよろしくお願いします。
自分たちの好きな事や物に記事がかたよることもあるかもしれません...
一人でも多くの人にキャンプや外遊びの楽しさを伝えることができれば嬉しいです。